40歳を過ぎた転職を成功させる4つめのステップをお伝えしています。
今日は、4つめのチェックポイントです。
40歳を過ぎてから転職する人は、即戦力としての期待がかかります。
考えてみれば当然です。
ビジネスパーソンとしての経験、スキルを発揮し、会社に対して貢献する可能性に対して会社は投資するわけですから。
人事の観点から見る採用は、経営戦略としての投資案件です。
ゆえに、費用対効果が見込めない場合はNG人材として早期にレッテルがついてしまいます。これはすなわち、転職が失敗することを意味します。
そうならないためにも、転職を最終決断する前段階で押さえておくべきポイントがあるのです。
その1:モノづくりが好きか
転職先で貢献すると言うことは、新しい付加価値を創出する仕組みをつくるチカラが必要です。
それは、前例踏襲する姿勢や誰かに教わらなければコトに当たれないという基本姿勢からは生まれません。
まずチェックすべきは、
そもそも、自分はモノづくりが好きであるか?
ということです。
リソースが限られていたり、時間的な制約があるなかでも、最終アウトプットを導き出すことができるかです。そういう思いがあるから大丈夫という考えは甘いです。
実績がなければ、通用しないからです。
その2:自分の考えに固執しすぎないか
転職先という新しい世界で活動するうえで、過去の経験を良い意味で活用することが必要です。自分の考えを持つことは、仕事を形づくる上で必須です。
しかし、自分の考えに固執しすぎると失敗します。
国内外を問わず、企業にはそれぞれの企業文化があります。企業文化は、目に見えるものではなく、そこで過ごす時間を通して、自分の肌で感じるものです。
ゆえに、企業文化という空気を読み、その流れに乗っていける力量が必要です。
自分の考えに固執する傾向がある場合、新しい企業でフラストレーションを抱える可能性が格段に高まります。
フラストレーションを抱えた状態は、周囲は敏感に察知し、距離をとるようになります。そうなると、結果的に協力を得られなくなり、転職先でパフォーマンスを発揮できなくなります。
2つめのチェックポイントは、自分の考えに固執しすぎることはないか、です。
その3:他人との比較の仕方
他人と比較することが悪いということではありません。
他人と比較の仕方を確かめることが必要だということをお伝えしたいのです。
他人と比較することで、自分の存在価値を悲観するようなマインドがある場合は要注意です。
転職先では、すでにその企業で働いている先輩との比較の連続だからです。
ゆえに、他人と比較することで、自分の足りない部分を確認し、それを自分の成長エネルギーに転換できるマインドが必須になります。
まとめ
モノ作りが好きか
自分の考えに固執しすぎないか
他人との比較の仕方
これら3つのチェックポイントのどれか一つでも該当することがあれば、転職への覚悟が足りないということと捉えるべきでしょう。
40歳を過ぎた転職で失敗することは、絶対に避けなければいけません。
転職を成功させる4つのステップの4つめは、自分の覚悟を予測する3つのチェックポイントです。
厳しいことをお伝えしましたが、後に失敗したと後悔しても取り返しがつきません。
じっくりと自分と向き合ってチェックしてみてください。
明日で『40歳を過ぎた転職を成功させる4つのステップ』の連載を総括し、完結させます。この連載を通して、お伝えしたかったことを、まとめます。
本日も、お読みいただきありがとうございました。