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【転職を成功させる】 転職後に、「仕事が遅い!」と言われない! 50%アウトプットの法則

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45歳を過ぎて転職する人に求められるのは、即戦力としての成果です。

 

そのため、短期間で信頼を得なければいけません。しかし、自分を取り巻く環境は必ずしも心地よいものではなく、アウェーを感じることが多いと思います。

 

新しい環境に適応するまでの間は、やむを得ないことではありますが、自分の存在価値を認めてもらうためにも、逆境を乗り越えることが大切です。

 

一般的に、45歳を過ぎて転職してきた人を見る周囲の目は、期待半分、やっかみ半分だと思っておくことがよいのではないでしょうか。

 

文字通り期待する部分はあるものの、「どれだけできるんですかね?お手並み拝見。」というやっかみがあるからです。

 

ですから、のんびりと構えて、「職場に慣れてから、成果を出そう」という意識の人は、早い段階で「使えないヒト」というレッテルを貼られてしまいます。

 

何をどうすればいいのか、わからないので教えてほしい

アウトプットイメージを教えてほしい

マニュアルをみせてほしい 

 

右も左もわからない転職後間もない職場では、アタマを抱えてしまうこともあるでしょうが、動きをとめてしまい、指示待ちになることだけは絶対に避けなければいけません。

 

自分に求められるアウトプット(成果)を、自分で確かめる姿勢がなければ、転職はうまくいかないと、私は考えからです。

 

こういう人は、往々にして「仕事が遅い!」というレッテルが貼られます。

 

そうならないためには、どうすればいいか。

 

今日は、そのための対処法をお伝えします。

 

転職2か月間が勝負

 転職直後の2か月間は、勝負どころである、と以前もお伝えしました。

 

45歳を過ぎて転職する人は、「いずれ成果を出せばいい」という「先送り思考」を持つべきではなく、転職直後の2か月間でアウトプットを出し、圧倒的な信頼を得る必要があるということです。

 

転職直後の2か月で、圧倒的な信頼を得るためには、逆算思考がとても大切であることをお伝えしたのですが、もう一つ、追加したいことがあります。

 

それは、「50点のアウトプットをとりあえず提出する」ということです。

 

50点のアウトプットだと、逆効果ではないか?

 「50点のアウトプット」は成果としては、たしかに不十分です。

 

ただし、意図をもって「50点のアウトプット」と、納期ギリギリに自分では100点だと思って出したけれども50点の評価しか得られなかったアウトプットでは、点数の意味合いが異なると、私は考えます。

 

「50点のアウトプット」をとりあえず提出することは、たしかに勇気がいることです。出来栄えとしては、未完成であることが、相手に伝わるからです。

 

しかし、意図をもって、の場合は異なります。

 

その意図とは、50点のアウトプットであることを示し、つぎの3つの視点を踏まえて、自分の姿勢を伝えるという意味です。

 

  1. 任された仕事の進捗を伝えたい
  2. 完成度をより高めるために、方向性を確認したい
  3. 上司や同僚とのコミュニケーション機会(接点)をつくりたい

 

伝え方は、つぎのような感じです。

 

「任されたタスクの進捗を報告させてください。」

 

「納期まで2週間ちかく残っているので、完成度は50%くらいなんですが、今一度、自分が考えている方向性が合っているか、すり合わせしたいのです。」

 

「そのうえで、完成度をより高めていきたいんです。15分で構いませんから、お時間をいただけないでしょうか?」

 

50点のアウトプットが許される条件

 もっとも、50点のアウトプットが許されるためには、3つの条件があります。

昭和的な考え方ですが、令和の時代でも通じると考えますので、お示しします。

 

  1. 転職直後の会社について、数値情報、過去資料等自分が主体的に収集できる情報は徹底して把握している。(あるいは、把握しようという姿勢が見えている)
  2. 上司や同僚と、何気ない会話・雑談をするように心がけている
  3. 転職直後の会社に、早く溶け込もうという姿勢が見える

 

これらの3つを実践していなければ、50点のアウトプットを出した途端に、「使えないヒト」のレッテルを貼られてしまいます。

 

転職直後の会社へ早く貢献したいという思いがあれば、この3つの条件は難しいことではないと、私は考えます。

 

まとめ

 転職直後の会社で、即戦力として成果を出すには、自分で自ら動き、周囲とコミュニケーションをとり、良い意味で同化しようという行動が必要です。

 

そして、そのうえで、「50点のアウトプット」を出すことで、成果創出に至る進捗を適宜伝え、組織の考え方を能動的に確かめ、周囲との接触回数を増やすことができます。

 

これができれば、周囲から好意的に受けとめてもらえるようになり、仕事を進めやすくなります。

 

仕事は組織(チーム)で成果を創り出すものです。仕事を進めやすくなれば、周囲を巻き込む機会も増えます。要するに賛同者、フォロワーが増えてくるのです。

 

そうなれば、45歳を過ぎた転職で、期待どおりの成果をあげることにつながります。

 

「50点のアウトプット」、是非試してみてください。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

 

【参考:関連記事です】 

hiratsukacareer.hatenablog.com