45歳を過ぎると組織においてもベテラン的な存在になり、長年蓄積した経験に基づき、継続して成果を創出することが求められます。
会社において存在感を出すためには、2つの道があります。
第一の道は、プレイヤーとして圧倒的な力を発揮して、抜群の成果を上げ続けることです。組織に対して大きな付加価値を与えるとともに、他の社員のロールモデルとしての存在感を示すことができます。
第二の道は、マネージャーとして組織を束ねて、組織の力を最大化することです。会社は個人の集合体ですから、集合体としての組織の成果を最大化することは、個人として上げる成果と比較しても大きなインパクトをもたらします。
もし、45歳を過ぎて、チームマネジメントを任されたならば、部下マネジメントを避けることはできません。部下マネジメントの結果は、上司である自分の評価に直結します。
その意味で、部下マネジメントがうまく回らないということは、上司である自分のキャリアマネジメントもうまくまわらないことを意味するのです。
×印がつくとリカバリーは難しい
部下マネジメントの難しさは、相手が感情をもった人であることに尽きます。
立場や権限を振りかざして部下を従わせることはできたとしても、それは本物の部下マネジメントではありません。
そして、このようなマネジメントをする上司は遅かれ早かれマネジメント職としての適性に「×印」がつきます。
「×印」がついてしまうと、その汚名をリカバリーすることは簡単ではありません。
会社としても、大切な資産である「人」をつぶしてしまうようなマネジメント職を、野放しにできないからです。
若ければ、適切な指導をすることでリカバリーのチャンスが与えられたとしても、45歳を過ぎていれば話は別です。
マネジメントに真剣に向き合う必要性
ゆえに、チームマネジメントを任されたならば、それに真剣に向き合うことが必要です。適性無しの烙印を押されてしまうと、残された道はただ一つ。
プレイヤーとしての圧倒的な力を発揮し、抜群の成果を上げ続けなければいけません。
45歳から存在感のある社員になるためには、選択肢を多く備えておくことが必要です。
マネジメント職としても、プレイヤーとしても、それぞれに成果を創出するチカラがあるこ人材として評価されなければいけないのです。
マネジメントに真剣に向き合うことは、会社における自分の存在価値を高めることにもつながるのです。
まとめ
もし、チームマネジメントに悩んでいるならば、部下と真剣に向き合うための土台をつくることが必要です。
土台をつくるために必要なことは何か。
それは、「上司である自分の自己開示」です。
ともに組織の成果を追い求める部下を知る前に、自分のことを知ってもらう。
これなくして、先には進めません。
本日も、お読みいただきありがとうございました。