45歳からの年収1.5倍化プログラム

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【45歳からの転職】転職を失敗、後悔しないために確かめておくべき〇〇的動機とは

 

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45歳からの転職を実現させるためには、自分のモチベーションに影響する要素を把握しておくことが重要です。なぜならば、この要素が転職することの意思決定に大きく影響するからです。

 

年齢にかかわらず、転職は限られた機会を有効に活かすことが大切です。

 

転職するか否かを決断するにあたり、何が迷いを生んでいるかを正しく認識することが45歳からの転職を成功に導きます。

 

モチベーションに影響する2つの報酬

 報酬には「金銭的報酬」と「非金銭報酬」の2つの種類があります。

 

前者は、わたしたちが社会で生きいていくために、仕事の対価として得ている報酬です。自分の働きによって、収入や経済的な豊かさを感じることが仕事の動機づけとなるものです。

 

後者は、金銭ではないものの仕事を通して自分が成長したり、他者から認められたり、社会とのつながりを感じたりすることが仕事の動機づけとなるものです。仕事を通して、自分の成長、他者からの賞賛、社会とのつながりを報酬と捉え「非金銭的報酬」としています。

 

金銭的な報酬は働くうえで重視すべきものですが、非金銭的な報酬も同様に重視すべきです。

 

非金銭的報酬を分解してみると・・・

 

 非金銭的報酬は、自分の成長といった内的動機と他者からの賞賛や社会とのつながりという外発的動機に分解できます。

 

内発的動機は、自分の能力を十分に発揮できたり、創意工夫や裁量をもって働けることで満たされます。

 

外発的動機は、自分の存在価値を外部の人に認めてもらったり、他者からの感謝されたり、自分がキャリアを積みポジションを得ることで満たされます。

 

このように非金銭的報酬を分解するといくつかの要素に分けられます。そして、これらの要素のうち、一番大きなウェイトを占める要素が、仕事の動機づけに最も影響を与えているのです。

 

失敗しないために・・・

45歳からの転職を決断するとき、自分の内発的動機について丁寧に確認することをお勧めします。

 

転職先の会社で、自分は能力を発揮して成長することができるか

たとえハイリスク・ハイリターンであっても裁量をもって仕事ができるか

自分の経験や知識を活かして、仕事を工夫しながら進めることができるか

 

一般的な話ですが、45歳を過ぎた転職では、転職後に報酬が下がる傾向にあります。ゆえに、「金銭的報酬」による動機づけが難しくなる可能性が高くなります。

 

自ら動機づけできる内発的動機をきちんと確認できていないと転職後の会社で困難と対峙した際に乗り越えることが難しくなると考えています。

 

45歳からの転職を決断する際、決断の根拠に自分の内発的動機にかかわる要素が乏しいと、失敗や後悔といった感情につながりやすくなるからです。

 

まとめ

45歳からの転職を決断するとき、金銭的報酬や非金銭的報酬における外発的動機を軽視するわけではありません。これらの要素もしっかりと勘案して決断することが大切です。

 

私は43歳で転職したとき、非金銭的報酬における内発的動機をしっかりと確認せず、金銭的報酬や非金銭的報酬における外的動機を重視して決断してしまいました。

 

その結果、転職直後は思うようにいかず、とても苦労しました。

 

転職前は、転職に苦労はつきものとはわかっていたので、乗り越えることができると想定していたものの、新天地で人脈もない環境では、そう簡単ではありませんでした。

 

人事の仕事をしていても、このありさまでした。当時は、自分自身がとてもふがいなく、情けない思いを抱きました。

 

そんなとき、転職前に相談した先輩の一言がよみがえってきました。

 

「転職する際の決断のポイントは、自分が成長できるかだよ。」

 

転職する際、内的動機をしっかりと確かめていなかったことに気づいたです。

 

このことに気づいて以降、自分の内発的動機の所在を確かめながら仕事に取り組み、転職の苦労を乗り越えることができました。

 

最初から自分の内発的動機の所在を認識できていれば苦労は少なかった思います。

 

したがって、45歳からの転職を成功させるためには、自分の内発的動機の所在を確かめることが極めて重要だという認識に至ったのです。

 

「転職することで自分が成長できるか」

 

転職を決断するとき、この質問を自分に投げかけ、自分の内発的動機の所在を確かめてください。この質問に自信をもって答えることができれば、転職はうまくいくはずです。

 

もし自信をもって答えることができなくても大丈夫です。

 

「自分の経験・知識・能力を十分に活かして働ける場所であるか?」「転職後に自分の仕事にワクワク感をもって取り組めるか」といった質問を通して自分の答えを探してみて下さい。

 

それでも、見つからない場合、転職しないことです。45歳を過ぎた転職を、内発的動機の所在を確かめずに決断することは失敗や後悔につながります。

 

45歳からの転職を、十分な準備をすることなく臨むことがないように。

 

本日も、お読みいただきありがとうございます。