45歳を過ぎたビジネスパーソンの大量リストラ時代は、すぐそこまで迫ってきています。
2020年という節目の年を迎えるにあたり、生き残るために必要な考えを整理しておくことが極めて大切です。
生き残るために必要な考えとは、自分の人材力を再整理することです。
例えば、自分は、今在籍している会社のみで通用する人材力であるのか、社外でも通用する専門性は備わっているのか、といった多角的な捉え方で、再整理することです。
人材力を再整理するために役に立つ【人材力公式】は次のとおりです。
人材力=
[{(基礎力)+(専門力)+(再現力)}×(人間力)]×(覚悟)
再整理するには、これらを一つひとつ丁寧に掘り起こしていくことが求められるのです。
今日は、【人材力公式】のうち、「基礎力」についてお伝えします。
基礎力は何で構成されるのか?
ここで言う基礎力とは、仕事を進めるうえで必要になる能力とスキルです。
基礎力とは、基本的なビジネススキルのみで構成されるものではなく、社会人として最低限備えておくべき力です。
実は、基礎力は4つのシンプルな要素(チカラ)で構成されています。
①読み取るチカラ
②書き出すチカラ
③聴き取るチカラ
④話すチカラ
45歳を過ぎると、これら4つのチカラが身についているように感じてしまいがちです。しかし、あらためて自分のチカラとして振り返ったときに、ビジネスレベルでの実力を確認しておくことが大切です。
確認するポイントとは?
以前投稿した記事では、①ストーリーを創れるチカラ、②目指すゴールから逆算するチカラが、基礎力にあたるとお伝えしました。
hiratsukacareer.hatenablog.com
あたりまえのことですが、仕事は1人で完結するものではありません。常に、相手が存在します。
45歳を過ぎたビジネスパーソンに求められる役割と成果は、肩書や地位にかかわらず、「組織に対して、大きなインパクトを与えられる」ことです。つまり、自分1人で何かを成し遂げることに重きを置くのではなく、他者を巻き込んで成果を上げることが必要なのです。
4つのスキルは、つぎのように読み替えることができます。
相手の意図を理解できているか
相手の意図を整理することができているか
相手の意図を受け入れているか
相手の意図も踏まえて、自分の意図を伝えられているか
これらの観点から、自分が今までどのような仕事スタイルであったかを確認することが大切なのです。
まとめ
「読む」「書く」「聴く」「話す」という4つの要素(チカラ)は、「言葉」を使って社会で生きていくために必要な能力・スキルです。
それゆえに、自分が携わってきた仕事の中で、この4つの要素(チカラ)を発揮した事実を丁寧に振り返ることをオススメします。
振り返りを通して、自分の基礎力を事実ベースで4つの要素(チカラ)の観点で複眼的に捉えるということです。
本日も、お読みいただきありがとうございました。