昨日は、「自分が能力を高めて、組織に対してインパクトを与えた経験は何か。」とは、組織における自分の立ち振る舞いを振り返ることの大切さをお伝えしました。
組織における自分の立ち振る舞いとは、自分の「人間力」の表れです。
会社の中で、どのような人物として評価されているのか。
どのような人に必要とされてきたか。
仲間からどのような場面で感謝されたのか。
仕事上必要なスキルを、自分から学ぼうとした理由は何か。
学んだスキルを活用して、組織全体がうまく動いたことはあるか。
これらのことを、過去の自分の歴史に照らし合わせて振り返ると、自分が人からどのように見られていたかを客観的に見つめなおすことができます。
そこで、今日は客観的に見つめなおすために役に立つ3つのキーワードをお伝えしたいと思います。
「人間力」を簡単に言うと・・・
「人間力」と言うと、その解釈は幅広く、なかなか定義できないように感じてしまいます。
人それぞれの解釈があることが前提ですが、私は、「人から好かれているか否か」ということに尽きると考えています。
「人から好かれている」と、人はその人を頼りにしますし、大切な存在として接します。それゆえ、他者から受け止めてもらえる幅が大きいと思います。
その幅の大きさが、「人間力」としての器の大きさに比例すると、私は考えます。
「人から好かれるための3つの要件」
組織における自分の立ち振る舞いを振り返るには、つぎの3つの要件が参考になります。
3つの要件とは、
1.自分で考えて動くことが自然にできるか
2.想定外のことが起きても、柔軟に対応することが自然にできるか
3.自分が接する相手を思い、気配りすることが自然にできるか
です。
人事に携わっていて、数多くのハイパフォーマーを見ていると、その多くの人は、これら3つの要件を満たしています。
言い換えると、
1.他責化する
2.融通が利かず
3.自分のことを優先する
ような人ではないということです。
3つの要件を満たす行動が自然にできている人は、組織にプラスの影響を与えます。組織に対して、プラスのインパクトを与えてくれる人材であるということです。
まとめ
組織における自分の振り返るときに、今日お伝えした3つの要件から、自分の言動を振り返ってみることも一考に値します。
「余力」のあるときに、ぜひ試してみてください。
本日も、お読みいただきありがとうございました。