「上司はつかってなんぼ」
とかく上司との人間関係で悩みは、上司に使われていると感じている場合が多いものです。事実、組織で働いているかぎり、上下関係を覆すことができません。それゆえに、上司からの指示命令に唯々諾々と従わざるを得ない状態を部下の立場で改善しづらいのです。
しかし、味方を変えて上司を使い倒すようになれば、実は楽になる場面が多々あります。
今日は、「上司は使ってなんぼ」と題して、部下が上司をマネジメントするためのヒントをお伝えします。
観察する
上司を使い倒すには上司を知ることが極めて重要です。
思うに、上司は部下を知る必要があるとは言われますが、その逆を耳にすることは少ないものです。
ゆえに、上司のことを知ろうとする人は少数派になるので、実践すると得られることが多いのです。
知るためには、観察する。
地道に実践する価値があります。
傾向を知る
観察すると、上司のクセがわかります。クセは傾向として捉えることができます。
少し遠回りですが、日々のコミュニケーションを通して、トライアンドエラーすることです。
案件を通しやすい良い曜日や日時
好む資料の作り方
ミーティングのアポイントを取るタイミング
表情やしぐさから言外に発しているコト
めんどくさいかもしれませんが、観察することは、結果的に自分のメリットにつながります。
不思議なもので、パフォーマンスが低い部下は上司に話しかけるタイミングを見計らうことができていません。
自分のタイミングで上司とコミュニケーションしようとするからです。
こうなると、上司から受ける評価は下がってしまい、自分にデメリットが生じてしまいます。
上司を観察し、その傾向を知ることは、上司と建設的なコミュニケーションをとりやすくする基礎をつくることを意味します。
まとめ
上司をお客様だと思う。
端的に言えば、このような意識で接することです。
そんなことは、自分のプライドが許さないからやりたくない!
こう思ってしまっても、そこをグッとこらえてみませんか。
『上司を観察し傾向を知ること』の主語を『お得意様』に置き換えてみれば、当たり前のことを言っているにすぎません。
お得意様からひいきにしていただくには、お得意様を観察し、好みの傾向を知り、対価をいただく。
上司の場合、その対価は『自分の仕事を進めやすくする。』となります。
上司を観察し、その傾向をつかめれば、結果的に上司を自分がコントロールしやすくなります。仕事をするにあたり、このメリットは大きいです。
明日からすぐに実践してみると、新しい発見があると思います。
本日も、お読みいただきありがとうございました。