45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

【問いのチカラ】 5+3=15を追い求めることが、キャリアの迷いを生み出している。

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28年前、初めてTOEICを受検し、ヒアリングの問題に取り組んでいるときに、痛切に感じたことがあります。

 

「????、なんだ?なんだ?」

 

問題の傾向をまったく把握しておらず、いきなりヒアリング問題が始まり、それについていけず、どんどん遅れをとる。

 

焦るがあまり、ますます聴き取りができなくなる。

 

結果として、見るも無残な結果に終わりました。

 

その後、英語研修を受けたとき、講師がTOEICのヒアリングを受検する際の秘訣を教えてくれました。

 

それは、

 

「ナレーションの最初の一言に集中すること。」

 

でした。

 

Whoなのか、Whenなのか、Whereなのか、Howなのか。

 

とにかく最初の一言に集中しさえすれば、「何を問うているか」がわかるからということでした。

 

このアドバイスにしたがって、TOEICを受検しました。

 

講師のアドバイスは、効果てき面でした。ヒアリング問題に難なく答えることができ、点数も飛躍的に伸びる結果になったのです。

 

前置きが長くなりました。

 

TOEIC受検のノウハウをお伝えすることが目的ではありませんが、「問い」がいかに大切であるか、ということをお伝えしたかったのです。

 

私たちは、日常生活を送るうえで、「じぶんに対する問い」を立てていると思います。

その「問い」に答えることで、さまざまな判断を行い、生きているのだと思うのです。

 

それゆえ、「問い」の質が、その判断の質に大きな影響を及ぼすことになると、私は考えます。

 

とくに、キャリアの転換期における「問い」は、適切な結論を導くためにも、極めて重要になります。

 

5+3=8 (正解)

 

5+3が8であるという答えを導くためには、5と3を足すこと、つまり、「+」(足す)という「問い」によるものです。

 

しかし、キャリアの転換期では、「+」(足す)という「問い」を立てながら、

 

5+3=15 (不正解)

 

という答えを導きたくなってしまうのです。

 

この場合、「+」(足す)ではなく、「×」(かける)という「問い」がなければ、15という答えを導くことはできません。

 

キャリアの転換期では、適切な「問い」を立てることができなくなることがあります。

 

5+3=15 (不正解)

5+3=15 (不正解)

5+3=15 (不正解)

 

結果として、「不正解」の無限ループに陥ってしまうのです。

 

この状態が、「迷い」を生み出しているとも言えます。

 

つまり、5ロ3=15 にするためには、ロの中に、「×」という「問い」を入れるために秘策が必要だと、私は考えます。

 

「「+」(足す)ではなく、「×」(かける)じゃないと、15にならないんだ!」ということに、気づくことが必要だということです。

 

キャリアの転換期においては、「×」(かける)ということに気づくために、じぶんにかかわる情報を多層的に捉えることが必要です。

 

じぶんにかかわる参照情報を、数多く取り揃える準備を怠らないということです。

 

具体的な方法論については、明日以降、お伝えしたいと思います。

 

本日も、お読みいただきありがとうございました。