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職務経歴書の書き方がよくわからないときの対処法 手書きすることの効果

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「転職しようと考えているんですけど、職務経歴をうまくまとめられないんですよ。」

 

「どういうことをポイントにして書けばいいんでしょうか?」

 

「PCの前で、フリーズしてしまっていて、困っているんです・・・。」

 

46歳で転職の検討を始めたTさんから相談を受けました。社会人経験が長いと、それだけ携わってきた仕事も多岐にわたるため、職務経歴をまとめることに苦心することがよくあります。

 

なんとなくアピールしたいポイントはわかっているものの、うまく表現できない。

自分の強みは、よくあることのように思えてしまう。

 

このような悩みを抱えてしまうと時間が無意味に過ぎてしまいます。

そんなときに、おススメしたいことが、「経歴を手書きで1枚の紙に書き出す」というアナログな方法です。

 

手書きのよいところ

 

手を動かして文字を書くということは、「身体を使って運動する」とことです。手を動かすことで、自分の脳に刺激を与えます。脳に刺激が与えられることは、思わぬ気づきにつながることがあります。自分が意識していなかった出来事を気づくことができるということです。

 

手書きはアナログな方法ですが、①書いているその瞬間、②書いた直後、③書いてからしばらく時間がたったとき、の3つのフェーズで見比べると、思わぬ気づきを得ることができたりします。

 

また、ボールペン等を用いて手書きすると、手書きした文字を修正した形跡が残ります。自分の思考がどのように変化したかを一目で確かめることができます。

 

1枚の紙に書き出すことのよいところ

 

1枚の紙に書き出すことの最大のメリットは、俯瞰的に捉えることができる点です。俯瞰的に捉えるとは、物語として捉えることと同義だと、私は考えます。

物語として捉えるということは、文字通りストーリーとして捉えることです。

 

自分の経歴をストーリーとして把握できれば、自分の経歴の一つひとつを単に「事実」として断片的に捉えるのではなく、「事実」を連ねた「足跡」、「エピソード」として捉えることができます。

 

一つひとつの経歴をつなぎ合わせると、自分の「足跡」の意味が見えてきます。

 

1枚の紙に書き出せば、自分の言葉で、自分のキャリアを端的に要約して伝えることができるようになります。

 

まとめ

 

職務経歴を「手書き」「1枚の紙に書き出す」ことは、自分の言葉で、自分のキャリアを端的に要約して伝えることができます。

 

すなわち、「自分が貢献できること(自分の付加価値)を、自分の経歴と照らし合わせて、端的に自分の言葉で伝える」ことができるようになることです。

 

職務経歴は、それ自体は、一つひとつの経歴を事実として記述することです。しかし、「自分が貢献できること(自分の付加価値)を、自分の経歴と照らし合わせて、端的に自分の言葉で伝える」ことができなければ、職務経歴での「差別化」はできません。

 

職務経歴で「差別化」できなければ、選ばれる人材にはなり得ません。

 

とくに、45歳を過ぎてから転職を考えるとき、自分が創出できる付加価値を端的に伝えられるようになると、キラリと光る人材になります。

 

職務経歴をまとめることで四苦八苦するならば、是非、①「手書き」②「1枚の紙に書き出す」ことを試してみて下さい。

 

パソコンでまとめるのは、その後にすることをおススメします。

 

本日も、お読みいただきありがとうございました。

 

追伸:

転職することを考えていない方も、試してみると効果があります。時間をみつけて、取り組んでみると、自分の存在価値を確かめるきっかけになります。

 

【ご参考】

職務経歴をまとめるときのポイントをご参考までにお示します。

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