45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

【キャリアの悩みを解決する】 ”計画的偶発性理論”を体感する 柔軟性のとらえかた

 

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計画的偶発性を構成する5つの視点のうち、「好奇心」「持続性」「楽観性」について、お伝えしてきました。

 

もっとも、それぞれが単独でキャリアに影響を与えているわけではなく、今日と明日お伝えする「柔軟性」「冒険心(リスクテイク)」の2つを合わせてみることが必要です。

 

45歳を過ぎると、漠然とした不安を抱えがちです。

 

今まで自分なりに努力してきた。

家族のために、自分の気持ちを押し殺して仕事をしてきた。

それなのに、なぜか評価されていない(うかばれていない)気がしてならない。

 

こういう気持ちになるとき、自分が活かされる環境を追い求めたくなるものです。

 

自分のキャリアを主体的・自律的に再設計したい、という思いを持つのは、仕事に真摯に取り組んだ毎日を積み上げてきた人である証拠だと、私は思うからです。

 

しかし、このような不安を解消するために、安易に転職というキャリアチェンジを選択することは避けた方がいいでしょう。

 

45歳を過ぎて、自ら大きなキャリアチェンジを決断するには、相応の覚悟と、自分の人材力を冷静に見極めることがとても重要です。

 

やりたいことがわからなくなり、何かを追い求めてしまう。

惰性で過ごす毎日が続き、充実感がなくなってしまう。

一生が不満や愚痴で終わってしまうような気がしてしまう。

家族に対する後ろめたさが日々募ってしまう。

 

苦境から逃れたいと感じているとき、冷静に自分の立ち位置を分析する意識が必要です。

 

計画的偶発性理論は、自分が経験する一つひとつの出来事が意味することを見出すことができる理論である、と私は考えます。

 

今日は、計画的偶発性理論を構成する5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心(リスクテイク))について、私の考えをお伝えしています。

 

今日は、柔軟性についてです。

 

自分の中に在る柔軟性とは?

仕事をしていると、こう言われることはありませんか?

 

「もっと柔軟に考えないとダメでしょ。」

「あの人は、考え方がかたい。あそびの部分がないんだよな。」

「杓子定規な対応なんだよね。。。」

 

仕事をしていると、決まりごとや規則にしたがってタスクを進めなければいけませんが、それにこだわりすぎると融通のきかない印象を相手に与えてしまう。そうは言っても、融通をきかせる程度を推し量るにも苦心することが多く、アタマを悩ませてしまう。

 

このような経験は、誰にもあることです。そして、このような経験のなかに、自分なりの柔軟性を見出すことができます。

 

自分なりの臨機応変な対応を探る

 決まりごとや規則はあるものの、それを超えた対応が臨機応変な対応と言えます。そのときの状況に応じ、変化(決まり事や規則を超える)に対応することです。

 

あるいは、「昨日までの考えを、状況に応じて今日から変える」ということも変化に対応することの一つです。

 

自分なりの臨機応変な対応を探ると、前例とは異なる対応をした経験から見えてくることがあります。

 

「変化に対応したこと」という経験を探ることで、「変化に対応し、自分なりに考えて行動する」ときの自分の思考パターンが見えてくるということです。

 

大切なことは、「行き当たりばったりで行動する」ということではなく、「自分なりに考えて行動する」という思考パターンを見出すことです。

 

臨機応変に対応した経験は、自分なりの「柔軟性」を探るヒントにつながります。

 

キャリアと関連して考える

 「臨機応変な対応」と「柔軟性」は、イコールではない、と私は考えます。

キャリアとの関連で捉えると、「柔軟性」は他人との関係性を考慮することが必要であるからです。

 

自分が歩んできたキャリアを振り返るとき、はからずも他者が与えてくれたチャンスがあったのではないでしょうか?

 

自分が取り組んだ経験のない仕事

自分の得意とする分野の仕事

前例のない仕事

無茶振りされた仕事

 

思い返してみると、その他者が与えてくれたチャンスに乗った自分がいますか?

あるいは、そのチャンスに乗らなかった自分がいますか?

 

他者が与えてくれたチャンスは、自分にめぐってきた「変化」です。その「変化」に自分はどのように対峙してきたか、を振り返ってみると自分のキャリアにおける「柔軟性」にかかわる傾向が見えてきます。

 

チャンスに乗った自分は、どのような変化があったのか。

チャンスに乗らなかった自分は、どのような変化があったのか。

 

自分の成長という側面から振り返ると、「柔軟性」を確かめやすくなります。

 

まとめ

 計画的偶発性理論を構成する5つの視点の一つ「持続性」という視点との兼ね合いで捉えると「柔軟性」は矛盾する部分もあるように感じられると思います。

 

私も最初はそう感じました。

 

「続けることが大切なのに、柔軟に変えることも大切って、どういうことだろう?」と。

 

しかし、柔軟性を他者とのかかわりという視点で捉えることで矛盾しないという理解に落ち着きました。

 

他者から示された意見や考え

他者とのかかわりを通して自分が感じたできごと

他者が与えてくれたチャンス

 

このようなことを通して、自分が自分の考えにこだわりを持ちすぎず、文字通り「柔軟に」考え、行動することが、「柔軟性」であるとの理解です。

 

私は、計画的偶発性理論における「柔軟性」をつぎのように考えます。

 

他者とのかかわりの中で、自分に訪れた変化に自分が考えて行動すること。

 

ご自分のキャリアにおいても、このような見方で振り返ってみることをおススメします。

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

【参考記事】

 (1)計画的偶発性理論とは??5つの視点とは??

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

 (2)計画的偶発性理論の5つの視点:好奇心とは?

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

 (3)計画的偶発性理論の5つの視点:持続性とは?

hiratsukacareer.hatenablog.

 

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