45歳からの年収1.5倍化プログラム

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【45歳からの転職】 自分のチカラを見極めるための3つの視点とは? 

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45歳を過ぎた転職を始めるにあたり、必ず準備しなければならない3つのこととして、「職務経歴をアップデートすること」「任されていた役割を自己評価すること」「自分なりのアンテナを持つこと」の大切さをお伝えしました。

 

具体的に言うと、つぎのようになります。

 

職務経歴をアップデートすることは、ビジネスにおける自分の基礎的な力、専門的な力を確認すること。

 

任されていた役割を自己評価することは、自分のビジネスにおける成果を再現する力を確認すること。

 

自分なりのアンテナを持つことは、ビジネスにおける自分の基礎的な力、専門的な力、再現する力を発揮できる可能性を確認すること。

 

【基礎力】【専門力】【再現力】という3つの力は、転職を考える上での土台です。

 

今日は、それぞれについて解説します。

 

【基礎力】とは?

 


基礎力とは、文字通りビジネスにおける自分の基礎的な力です。

 

パソコンで例えるならばOSです。OSのスペックの程度は、処理能力を端的に現します。


45歳を過ぎているならば、社会人経験に相応する論理構成力、交渉力、文書作成力、ITリテラシー等といったビジネススキルが備わっていないといけません。

 

【専門力】とは?

 


専門力とは、自分が携わってきた仕事を通して培われた力です。

 

パソコンで例えるならば、アプリケーションソフトです。そして、OS次第で、アプリケーションソフトが起動しないことがあるように、専門力は、それがある特定の業界にしか通用しないことがありえます。

 

したがって、特定の業界のみに通用するものであるか、あるいは業界の域を超えて通用するものであるか、その通用性を冷静に見極めることが重要です。


私が専門としている人事という領域においても、その通用性が変わります。

 

人事の領域において、経験した業界や精通している分野(採用、人材開発、労務等)によって、専門力の違いがありったり、業界固有の慣行が存在するため、普遍的に通用する専門力と言い切れない場合があるからです。

 

【再現力】とは?

 


再現力とは、成果を創出する原動力です。

 

専門力同様に、パソコンで例えるならば、アプリケーションソフトですが、車の動力部分であるエンジンとも言えます。

 

45歳を過ぎて転職を考えるとき、冷静に、そして、丁寧に捉えなければならない力が再現力である、と私は考えています。成果を創出する力の源を備えていなければ、新しい環境で行動し、貢献することは難しいからです。

 

再現力は、修羅場や理不尽な場面を乗り越えて、何かを成し得た経験により培われます。「あの経験があるから、今の自分がある。そして、これから現れるであろう壁も乗り越えることができるだろう。」という自分の内心における自信とも言えます。

 

したがって、自分の経験を通して、

 

何を成し遂げてきたか
どのような貢献をしてきたか
何を成し遂げたいのか

 

という自分の内心に存在する【再現力】の程度を冷静に見極めなければいけません。

 

まとめ

 

 

年齢にかかわらず、キャリアが広がる可能性はあると私は考えています。


可能性を広げるには、自分自身の力量を、丁寧に、正確に、そして、冷静に捉えておくことが大切です。

 

45歳を過ぎた転職活動においては、自分の力の通用性をしっかりと見極めなければいけません。

 

今日お伝えした3つの力【基礎力】【専門力】【再現力】は、見極めるための有効な視点になると思います。

 

ぜひ、自分の経験を振り返るときに活用してみてください。