45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

どうしても先送りしてしまう やっかいな仕事を片付ける方法

やらなければいけない仕事があるけど、なかなか手がつけられないな。


気づいたら1週間後が締切日だ・・・。どうしよう、まだ2割しかできていない。

 

やっかいな仕事、めんどくさい仕事ほど、やる気にならず後回しにしてしまうことは往々にしてあります。

 

仕事の締切まで1ヶ月も猶予があったのに、気づいたら1週間前だった、という経験がある人は案外多いのではないでしょうか。

 

先送りグセを抜け出すヒントとして、①まずは動いてみる、②いったん立ち止まって粗い計画を立てる、③タスク遂行に必要なことを整理して、動いてみる、④完了させる、といったプロセスが有効であることを以前お伝えしました。

 

たしかに、このプロセスでは、動いてみることで、タスクに取りかかる勢いを作るという点で効果があります。しかし、タスクにかかわる自分の裁量が小さかったり、タスクを完成させることが評価につながる可能性が低かったりするとき、人は「やる気」にならず、先送りしてしまいます。

 

こういうケースであっても、プロとして仕事を完成させなければ、自分の存在価値が低下してしまいます。このことはなんとしても避けなければいけません。

 

そこで、今回は「やらなければいけないけど、やる気にならない仕事」を完成させるための2つのヒントをお伝えしたいと思います。

 

ヒント1:言い訳バスター


やる気にならないから仕事への着手を先送りにするとき、人はやらないための言い訳を持っているものです。

 

気分がのらないから
めんどくさいから
ちょくぜんでなんとなるから

 

あたりまえのことですが、やらないための理由が言い訳になるので、先送りしないためには、この言い訳をなくすしかありません。

 

その方法として「言い訳バスター」という技がおススメです。

 

言い訳バスターとは、自分の言い訳について、自分で全力で認める、という技です。

 

少しわかりにくいと思いますが、とても簡単です。

 

具体例をお示しします。

 

「気分がのらないからやる気にならないんだよね。」(自分の言い訳)

 

「そうだよね。気分がのらないとやる気にならないよね。やる気にならない自分って、どんな人だろうね?」(認める)

 

たったこれだけです。これを3回くらい自分の中で自問自答してみます。

 

やってみるとわかるのですが、3回目を過ぎると、とてもいやな気持ち、むかついた気持ち、情けない気持ちになると思います。

 

この気持ちになることで、言い訳をやめるようにしたくなるように自分のマインドを向かわせてみます。

 

ヒント:その2 時間割法


自分で自分に対して、強制的に取り組む時間を設定し、あたかも時間割のように割り当てることが時間割法です。やらなければならない時間を決めるという単純なことですが、「やる!」と決めて時間を割り当てることに意味があります。

 

時間割法にはルールがあります。

 

割り当てた時間割を絶対に変更しない
その時間割の間は予定していたタスク以外のことはやらない
その時間割のなかで完了させる

 

です。

 

強制的に時間を割り当てることで、いやな仕事を片付けるための心がまえを作り出し、着手するきっかけを作り出し、タスクを前に進めていく効果があります。

 

着手できさえすれば、先送りグセを抜け出すヒントとして、①まずは動いてみる、②いったん立ち止まって粗い計画を立てる、③タスク遂行に必要なことを整理して、動いてみる、④完了させる、といったプロセスを作動させられます。

 

「やる!」という決意を、時間割法によって明確化することで、先送りをなくすことができます。

 

まとめ


今回お伝えした2つのヒントは、当たり前すぎることと感じられる方が多いと思います。


「な~んだ、そんな子どもだましみたいなこと、効果あるのかね??」と。

 

しかし、「やらなければいけないけど、やる気にならない仕事」をそのまま放置して、ギリギリまで着手しないと、痛い目をみるのはほかならぬ自分です。

 

そんな窮地に自分を追い込むくらいならば、あたりまえすぎる2つのヒントを試して、動き出すきっかけを作り出すことは意味があると、私は考えます。

 

「だまされた!」と思って試してみると、先送りしていたタスクが前に進みだすはずです。

 

もし、「やらなければいけないけど、やる気にならない仕事」があるならば、試してみることをおススメします。

きっと、前に進む実感が持てますから。