45歳を過ぎて転職する人に求められるのは、即戦力としての成果です。そのため、短期間で信頼を得なければいけません。
なかにはのんびりと構えて、「職場に慣れてから、成果を出そう」という意識の人もいたりします。そういう人の多くは、指示待ちの姿勢が強い傾向がみえます。
何をどうすればいいのか、わからない
アウトプットイメージを教えてほしい
マニュアルをみせてもらえませんか?
確かに、右も左もわからない転職後間もない職場では、アタマを抱えてしまうこともあるでしょう。
しかし、自分に求められていることを早期に自分で確かめる姿勢がなければ、転職はうまくいかないと、私は考えます。
そのためにも、転職直後の2か月間は、勝負どころです。
45歳を過ぎて転職する人は、「いずれ成果を出せばいい」という「先送り思考」を持つべきではありません。
「先送り思考」に囚われず、転職直後の2か月で、圧倒的な信頼を得るためには、逆算思考法」を持つことがとても大切なのです。
最初の2か月が勝負である理由
転職者を見る目は、意外と冷たいものです。完全なアウェー状態です。
余程の大物でない限り、「新しい人が居るな」というくらいの見方をされると認識しておいて間違いないでしょう。
「新しい人が居るな」という印象を早く消し去るためには、早い段階で良い意味で組織に同化し、頼られる存在になることが必要です。
良い意味で組織に同化するとは、転職先の流儀を観察し自ら習得するという意味です。
そのためには、自分が担当するタスクにかかわる関連資料を徹底的に読み漁り解析するとことが必要です。このことは、転職した会社のリアルを知るということとも言えます。
具体的には、過去の資料と格闘することが必要です。
そして、それを、就業時間にやるのではなく、就業時間外に取り組むことをおススメします。
「新しい人が居るな」から「頼りになる自分」へと印象を変えるためには、以下を意識すると効果的です。
(1)自分で時間を創出して転職した会社のリアルを把握しようする姿勢
(2)それに基づき行動し成果を出す準備を整える
私は、そのための時間を、始業前1時間、週5日、2か月続け、40時間の時間を創出することをおススメしています。
40時間は、1日8時間労働とすれば、5日に相当します。
この5日に相当する時間が、極めて重要です。
繰り返しになりますが、転職した会社で、頼りになる人材になるには、早い段階で流儀を把握し、組織に受け入れられる準備が必要です。そのためには時間を創り出さなければいけません。
最初が肝心と言われるように、早い段階で頼りになる人材としての印象(評価)を勝ち得ることが成功のカギを握っています。それゆえ、最初の2か月が勝負なのです。
なぜ、逆算思考が役にたつのか
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こういった指示待ち姿勢は、いずれなんとかなるという先送り思考の表れだと、私は考えます。与えられたタスクをこなすことや指示待ち仕事等に慣れてしまっていると、逆算思考が働きません。
45歳からの転職を成功させるためには、教えてもらうという姿勢は禁物です。
45歳からの転職を成功させるためには、 仕事の成果として求められる品質水準を的確につかみ、「何を」「いつまでに」「どのように」という求められる成果(品質水準)から逆算して考え、行動しなければいけません。
逆算思考が働けば、成果から考えて行動します。そうすると、成果を上げるために必要な要件を多面的捉える余裕が生まれ、自分のオリジナリティーを織り交ぜた成果を創り出すことができるようになります。自ずと成果の品質水準も高まります。
成果の品質水準が高ければ、頼りになる人材として存在としての評価が高まります。
それゆえに、逆算思考が役にたつのです。
まとめ
45歳からの転職を成功させるためには、一日でも早く転職した会社で「存在感のある人材」になることが必要です。
一度しかない人生です。せっかく転職したならば、転職した会社で成果を上げて、成功しましょう。
逆算思考を働かせて、自分のオリジナリティーを出して、求められる成果の品質水準もあげていきましょう!
そうすれば、きっとうまくいきます。