毎日忙しく仕事をしていると、ついつい、デスク周りが乱雑になります。
IT化が進んでいても、紙ベースの仕事が多いと、気を抜くとあっという間にデスクの上に資料が重なってヤマのようになってしまいます。
整理整頓をその都度やればいいものの、なんとなく後回しにしてしまう癖が抜けきらず困ったものです。
そこで、一念発起。今日は土曜日で電話もかかってこないから、一日かけて職場全員で、デスク周りやキャビネットの整理整頓に挑戦してみました。
まずはセオリーどおりに!
「引き出しのなかにあるモノを全部出す」が整理整頓のセオリー。まずは引き出しの中やキャビネットに保管してある書類を全部出してみました。
これだけでも、結構重労働。区画を決めて出したものの、その量に唖然としてしまいます。
なんとなく引き出しの中やキャビネットに書類を保管してしまうと、少しずつたまっていき、保管できるスペースがなくなってくる。
この当たり前のことが、「まあ、なんとかなるだろう。」ということと、「共有スペースだから。」という感覚がいけないんだろうと、皆で実感しつつ、整理整頓できた後のことをイメージして、やる気を高めました。
要/不要を判断してみる!
つぎに、書類の要/不要を判断しました。
いつか使うだろう。
検討した経緯を証拠として残しておいたほうがいいだろう。
紙ベースで資料が残っていると安心できるから。
こういう思いが原因で、資料がどんどん溜まってしまうことを皆で確認したところ、思わぬことに気がつきました。
それは、「あれ?なんか1年以上前の資料ばっかりじゃないの??」ということです。
「1年以上も見なかった資料って、この後見るかな?」
「いや、見ないでしょ。」
「捨ててしまうかい?」
「そうしよう!」
要/不要の判断基準が共有できたら、その後は、サクサクと分別が進み始めました。
捨てることの大切さを実感する!
捨てることは手放すことだと言われますが、捨てることで不思議なことに気持ちが軽くなってきます。不要な書類は仕事をする上での雑念のようなモノのように感じるからでしょうか。
書類が溜まっていたスペースに空きができてくると、あることに気づきます。
「いや~、いかにムダなスペースがあったんだろうか!」ということです。
書類を捨てているわけですから、ビフォー・アフターがはっきりと目に見えます。
そして、「ムダをなくすことが大事なんだ!」というを職場の皆で共有したことで、つぎのような意識につながりました。
「捨てることでムダがなくなるのはわかったけど、これって毎日、少しずつやれば、まとめてやらなくていいんじゃないかな?」
整理整頓って、やっぱり大事だ!
職場の皆で整理整頓に取り組んだことで、思わぬ発見がありました。
「会話が弾む!」ということです。
ムダなことはやめよう
毎日少しずつでも整理整頓しよう
モノは溜め込まないようにしよう
資料は都度ファイリングしよう
紙資料はスキャンして電子データ化しよう
ゴミをため込んだ仕事場はいやだな
普段は仕事の話をすることが多いのですが、共同して整理整頓することで、しぜんと「何気ない会話」の絶対量が増えたのです。そして、親密度が高まったように感じたのです。
整理整頓が終わって、皆で共有した思いがあります。
整理整頓したら、この状態を維持したくなるね。
この状態なら、仕事はかどりそうだね。
まとめ
整理整頓は雑念を拭い去ってくれる修行のようなものだと、感じました。修行であるがゆえに、終わった後に清々しい気持ちになるのではないかと。
日々の仕事に追われる(=雑念)を定期的にデトックスするように、整理整頓することを継続すると、職場の雰囲気もよくなるし、仕事もはかどる(=清々しい気持ち)と感じました。
「この状態を継続できるよう、がんばってみよう!」と皆で誓いあって、充実感のある1日を終えました!