10連休も明日が最終日。5月7日はさながら新年の仕事始めのような1日になるのではないかと気をもんでいます。2日連続して自己分析についてお伝えしましたが、閑話休題、本日は「上司が嫌いだ!」人だった場合の人間関係についてお伝えしようと思います。
と言うのも、「上司が嫌いだ!」という人にとって、明後日からの仕事始めが気が重くなっているのではないかと思うからです。
また、「上司が嫌いだ!」と感じることは、少なからずじぶんの自己分析においても参考になりますので、お伝えする意味はあるのではないかと。
なぜ、嫌いなのか?
ひとそれぞれ、育ってきた環境が違いますし、価値観も違います。すべての人を等しく好きになることは、とうてい難しいことだと、私は思います。
しかし、社会人にとって「上司が嫌い」という感情を持ったとき、その対応の仕方しだいで、キャリアに影響がでることが往々にしてあるので、注意が必要です。
じぶんよりも無能だから
朝令暮改ばかりするから
あいまい、意味不明な指示が多すぎるから
えこひいきするから
機嫌や気分次第で、判断が変わるから
細かな実務の実態をしらないから
決断することができないから
上役の顔色ばかり気にしているから
上役と話をしているときと部下と話をしているときの態度が180度違うから
不潔だから
例を挙げればキリがないわけですが、「上司が嫌い」という理由はこのように多々あるわけです。そして、それぞれにもっともな理由があるわけです。
やってはいけないこと
「上司が嫌い」という感情を持つと、その上司が自分よりもパフォーマンスが悪いと感じてしまいがちです。そういうとき、必要以上に上司にたてついたり、逃げ道を塞いで理詰めで議論をふっかけたりして、上司のパフォーマンスの悪さを自覚させようとする人がいます。
上司も人間ですから、足りないところはあるわけですが、こういうときはその足りない部分を許すことができず、責め立ててしまうのです。
人事に携わる者としてアドバイスします。
これが一番やってはいけないことです。
つぎのように評価されるからです。
扱いづらい、めんどくさいヤツ
それでは、どうすればよいのか
上司も人間ですから、完璧にしごとをこなせるわけではありません。
しかし、必要以上に上司にたてついたり、逃げ道を塞いで理詰めで議論をふっかけたりするような人は、「できれば一緒に仕事をしたくない人」というレッテルを貼られてしまいます。
「上司が嫌い」という感情を抑え込むことは簡単ではないわけですが、それなりに対策ができると、私は考えます。
「上司が嫌い」な「じぶん」はどういう人なのか、という第三者的な視点で捉えなおすことをおススメします。じぶんは上司のどういう点が嫌いなのか(受け入れられないのか)ということを冷静に捉えなおすことで、上司をより客観的にみることができるようになるからです。
「上司が嫌い」という感情は、自分が受け入れ難い価値観の表れでもあるので、冒頭にお伝えしたように自己分析においても参考になるのです。
まとめ
「上司が嫌いだ!」という感情は、不思議なもので上司にも伝わり、上司から自分も嫌われます。
社会で生きていくためには、嫌いな相手と仕事をすることは避けて通れないものではないでしょうか。それゆえ、「割り切って」つきあう術を身につけることは意味があるでしょう。
好きになる必要はないわけです。割り切って、じぶんが仕事をしやすいように、上司を使いこなすくらいの気の持ちようが大切です。
気をラクに、取り組んでみてはいかがでしょうか。
追伸)
自分なりの上司に対する傾向と対策ができれば、「上司が嫌い」という感情は小さくなり、「どうやって、使いこなそうか?」といったゲーム感覚で捉えることもできるようになります。後日、この方法論をお伝えします。