45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

自分が評価されていないと感じるときのチェックリスト 自分の人間力を再点検してみよう!

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どんなに仕事ができる人でも感じの悪い人は組織の中で評価されることはありません。

 

長年人事に携わっていると、組織の中で存在価値がある人とそうでない人には明らかな差があることがわかってきました。

 

45歳からのキャリアを考える時、組織における存在価値を確立しておくことがとても重要です。存在価値とは、人材力とも言い換えることができます。人材力は、組織に対する業績としての貢献や、組織が続くための貢献を意味します。

 

仕事の成果はあげているにもかかわらず、組織から認めてもらえないという不満を抱える人がいます。人事の目線でその人を見ると、人材力に大きな影響を与える「人間力」の点で課題がある人にその傾向があると捉えています。

 

45歳を過ぎて「人間力」に難があるがゆえに評価されないという状況は好ましくありません。そうならないためには、「人間力」に難がある3つのタイプを知ることで、我が身を振り返ることが効果的です。

 

【目次】

 

 

センシティブなことをメールですませてしまう

 

組織の中で仕事をしていると、言いづらいことを伝えなければいけない場面に多々出くわします。その内容がセンシティブなことであればあるほど、相手に理解してもらうための努力を惜しまないことが大切になります。

 

伝えなければならないことを伝える」ということに注目してしまいます。メールは、自分が伝えたいことを伝えるためには有用ですが、センシティブなことを伝える際には細心の注意が必要です。「人間力」に難があるタイプの人は、こういう場面でメールを多用してしまいます。結果として、相手が適切に理解されなかったり、誤解したりすることにつながることが往々にしてあります。

 

センシティブなことほど、時間をつくって相手と会って話をすることが重要です。そうすることで信頼を得ることができるからです。センシティブなことをメールですませてしまうと、信頼を損なうリスクが高くなります。信頼を損なうということは、「感じの悪さ」を引き起こしてしまうため、「人間力」に難ありとの評価につながってしまうのです。

 

慇懃無礼な態度で人と接する

 

「人間力」に難がある人は、自分が一番正しいという自己認識を持っている人が多いように感じます。それゆえ、何かにつけて慇懃無礼な態度をとりがちです。それが残念なことに、本人は丁寧に接しているつもりでも、相手は「バカにされている」と感じ取ってしまうことが多いのです。

 

そういう人は、自然に人が離れていきます。だれも「バカにされている」と感じる人と深くかかわりたいと思わないからです。

 

慇懃無礼な態度は、相手の感情を逆なですることにつながりやすく、「感じの悪さ」を引き起こしてしまいます。結果として信頼を得ることができなくなるため、「人間力」に難があるとの評価が定着してしまうのです。

 

自分が気に入らない人の悪口を流布する

 

  「人間力」に難がある人の最大の特徴は、「自分が気に入らない人の悪口を流布する」ということです。その悪口が人づてに伝わることを意識しているような形で流布するため、「自分が気に入らない人」の耳にもそのことが伝わることが往々にしてあります。

 

これも残念な傾向ですが、本人は悪口を言っているつもりがないことです。むしろ、自分の正当性を主張するために相手の行動を非難しているという感覚を持っています。

 

悪口を言っている当人は、自分の正しさを伝えているつもりでも、それを聞く人は必ずしもそうとらえるわけではありません。むしろ、人の悪口を言って人を貶める恐ろしい人、あるいは、度量の小さな人という評価を下すことが多いでしょう。

 

自分が気に入らない人の悪口を流布する人には、周囲の人が心を開いて話をすることは数少ないでしょう。いつ悪口を言われるかわからないからです。つまり、人からの信頼を得られないことになります。

 

まとめ

 

組織の中で存在価値がある人は、人材力が高い人だと、私は考えます。

 

人材力は、(【基礎力】+【専門力】+【再現力】)×【人間力】という公式で表せます。人間力は、基礎力、専門力、再現力といったビジネススキル全体に影響を与えるもものです。

 

どんなに仕事ができる人でも感じの悪い人は組織の中で評価されることのない人は、人間力の低さが基礎力、専門力、再現力といったビジネススキルの高さを打ち消してしまっていることが多いと常日頃感じています。

 

今回お伝えした3つのタイプは、確実に人間力を低下させることにつながります。

 

45歳を過ぎてから組織の中で存在価値のある人材になるために参考にしていただきたいと思います。