2018年も半分過ぎました。1月に今年こそは!と意気込んでみたものの、1年の折り返し地点で振り返ると、思うように進んでいないこともあるかと思います。
時間は思いのほか早く過ぎるものです。
45歳を過ぎてからは、とくに早く過ぎる感じがします。2018年、残りの半年を有意義に過ごすことが大切だとつくづく感じています。
「やろうとしているんだけど、なかなか手につかない」
「決めなければいけないことをついつい先延ばしにしてしまう」
こういうことで頭を悩ませているとしても、今日ご紹介する3つの〇〇を実践すれば解消できます。簡単そうで、少しだけ手間をとりますが、試す価値ありです。
第1の〇〇
2018年、残りの半年を有意義に過ごすためには、自分が仕事のために費やしている時間を把握することから始めてみましょう。具体的には、1日を午前と午後に分け、自分が費やしている時間を記録します。
「なんとなく時間が過ぎている」という状況は、「あれ?あのとき何していたっけ?」というくらい何をしていたか記憶に残っていません。決して暇していたわけではないものの、時間だけが経過しているという状況はやむを得ない部分もあります。しかし、この状態を放置しておくと、「自分が認識していない時間」が積もり積もって、結果として「時間に追われるわりには、成果につながっていない」という残念な思いを抱くことになります。
第1の〇〇とは、「自分の時間を記録する」ことです。
第2の〇〇
第1の〇〇ができるようになったら、自分が仕事に費やす時間の計画を立ててみましょう。「計画」→「記録」→「改善」というプロセスが望ましいわけですが、「あれ?あのとき何していたっけ?」という状態がつづく人は、「計画」を立てようとしてもできないことが往々にしてあります。
そこで、第1の〇〇で「記録」することから始め、自分の時間の使い方の傾向を知った上で、それを改善すしつつ「計画」を立てるというプロセスが効果的なのです。
自分の時間に関する「計画」を立てれば、それを「記録」することで時間の使い方の課題を解決していくことができます。
第2の〇〇とは、「自分の時間の使い方の傾向を知った上で、計画する」ことです。
第3の〇〇
第1、第2の〇〇を実践することで、自分の時間がいかにムダに過ぎていたかということを認識できるようになるでしょう。「記録」することでムダがわかります。「計画」と「記録」のギャップからもムダがわかります。
このムダを把握して、そのムダに過ぎた時間を積算してみると、驚くほど多くの時間が積算されることに驚いてしまうことがよくあります。私は、このムダに過ぎた時間を積算することは、「ムダを本気でなくしたい!」という思いにつながることから、意義のあることだと考えています。ムダに過ぎた時間がもったいないと感じることは、ある意味、痛みを感じていることです。痛みを感じたくないという思いを抱くことで、「変わろう」という思いを持つことができるからです。
第3の〇〇とは、「自分の時間を無駄にしたくない!」という痛みを感じることです。
まとめ
組織の中で存在価値のあるビジネスパーソンであるためには、時間を有意義に活用する術を身につけておくことが重要です。時間はだれにも平等に与えられているものですから、それを有意義に活用できる人は、それに比例して成果を出すことができるからです。
なによりも、時間管理ができれば、仕事のみならず仕事以外のことにも投入できる時間資源が増えます。自分が自由に使える時間が増えるということになります。そのことは、人生の質を高めることにもつながるので、「生きていくこと」にも大きな影響を与えると、私は考えます。
元気でいたり、不自由を感じないときは、「時間はいくらでもある」と思うものです。
しかし、元気でいたり、不自由を感じないときでも、「時間は限られている」のです。
今回ご紹介した3つの〇〇は、自分が自分のために時間を使えること、すなわち自分時間を持つことにもつながるものです。一つひとつは簡単なことですが、続けることは難しいことです。
人生は生きていくかぎり続いていくものです。私は、自分時間をいかに持つかが45歳を過ぎてからのキャリアの広がりには大きな影響を与えるものだと確信しています。
もし、自分の時間を持てずに頭を悩ませているならば、まずは自分の時間を記録することから始めてみることをおススメします。少しずつ取り組むことが結果につながりますから。