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転職する前に見直しておくべき節約術 自分の資金繰りを見直す2つのポイント

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45歳を過ぎた転職市場は厳しい状況であり、自分の希望を叶えることは簡単ではありません。たとえ転職が叶ったとしても、転職前の年収を維持できないことも想定しておかなければいけません。初年度年収が下がる可能性があることを心得ておくことが望ましいのです。

 

年収が下がった分、生活水準を下げることが必要になりますが、それを受け入れることは容易ではありません。

 

実際、私自身、転職初年度は賞与が支給対象期間相当分の減額されたこともあり、年収は下がりました。このことは人事部門の人間ならば理解できることでしたが、気持ちの上で焦燥感を感じたことを覚えています。

 

「生活水準を少し下げなければいけない」と思うと、「情けない」という思いを抱いたからだったと記憶しています。

 

転職は今まで住んでいた世界とは異なる世界に飛び込むことになりますので、自分のキャリアのあり方についてしっかり振り返ることが重要だとお伝えしてきましたが、自分が生活することを踏まえた家計のあり方についても検討することが重要だと考えます。

 

そこで、今回は「転職する前に見直しておくべき節約術 自分の資金繰りを見直す2つのポイント」をご紹介します。

 

【目次】

 

固定費の削減

  

携帯電話料金や生命保険料の見直しが日常生活における固定費の削減には有効だと言われます。いずれも、いったん契約するとそのまま継続してしまうことが多いので、実は無駄な契約を続けてしまうことがあります。

 

携帯電話業界は格安スマホ会社が活性化してきていますので、契約を見直し乗り換えすることで通信費を削減しやすくなりました。しかし、生命保険についても、生命保険業界内での競争が激化し常に新しい保険商品が出てきているため、携帯電話業界のように契約の見直しが浸透しつつあります。

 

私の場合、生命保険についてオーバースペックな契約内容を見直し、一つの保険会社で契約をまとめるのではなく、分野別(医療保険、がん保険等)に保険会社を選んで、契約した後で保険料更新がないタイプの生命保険に見直しました。それまでは、大手生命保険会社の生命保険に加入していました。10年ごとに保険料更新を迎えるため年齢が上がるとともに保険料が高額になってしまうという悩みを抱えていましたが、保険契約を見直したことで、生命保険料を削減することができました。

 

今思えば、転職前にしっかりと見直しておくべきだったと少しだけ後悔しています。固定費の見直しによる削減効果を軽視すべきではないと思うのです。

 

クレジットカードを持ち歩かない

  

クレジットカードは現金の持ち合わせがないときにはとても便利ですが、それは借金をしているとも言えます。クレジットカード利用料金は銀行口座から自動引き落としされるため、手元に現金の存在感を感じることなくお金を使ってしまうことが往々にしてあります。口座引き落とし日にまとまったお金がなくなりますから、計画的な資金繰り計画を持っていないと手元現金がショートしてしまうこともありえます。

 

そうならないためには、便利なクレジットカードを持ち歩かないことが最善の策となります。

 

転職した会社の期待に応えることができなかった場合、ポジション降格されたり、退職勧奨を受ける可能性があります。転職後の会社で存在価値を築くまでは、クレジットカードを持ち歩かないことで、「ついつい買ってしまう」ことや「衝動買い」を未然防止できます。その結果、自分のキャッシュフローを的確に把握できるようになります。

 

クレジットカードで決済する習慣があるならば、転職する前にその必要性を振り返り、資金繰りの当てがあること以外にクレジットカードを使わないようにすることが重要です。

 

まとめ

 

私は、転職することはあたかも独立起業することに近しいと感じています。

 

独立起業する場合、きちんと資金繰り計画を作ると思いますが、転職の場合はこのステップを省略してしまうことが多々あります。毎月決まった日に給与が支払われる安心感がそうさせてしまうと思うのですが、 転職する前に自分のキャッシュフロー(手元資金)の全容を正確に把握することが極めて重要だと、私は考えます。

 

今回ご紹介した2つのポイントは、的確に自分の資金繰りを実行するために有効な対応策だと考えています。

 

難しいことではなく、自分で意識して行動することができれば実現しうるものです。

 

私の場合、家族分を含めて携帯電話代と生命保険料を合わせて15,000円の削減ができました。

 

転職前に今回ご紹介した2つのポイントをしかるべく見直すことで、自分の資金繰りを正常化させることができます。このことは、転職を決断するときや転職への不安を軽減することにもつながります。

 

めんどくさがらずに、時間を作って見直してみることが大切なのです。