45歳からの年収1.5倍化プログラム

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人事部門とのつきあい方 「めんどくさい社員」としてチェックされないために。

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45歳からのキャリアを充実させるためには、人事部門とのつきあいかたに留意することが必要です。人材プロファイルを把握している人事部門に悪い意味でチェックされることは絶対に避けなければいけません。

 

悪い意味でチェックされるということは、「めんどくさい社員」としてチェックされることを意味します。

 

私が人事部門に携わる社員の経験では、「めんどくさい社員」になっていることに気がついていない人が割と多くいます。どの年齢階層にも一定数の「めんどくさい社員」はいますが、45歳を過ぎると致命的になることがあります。

 

そこで、今回は、「めんどくさい社員」にならないための典型的なパターンをお伝えしたいと思います。

 

【目次】

 

やたらと権利意識が強い

  

「自分は仕事をきちんとできている。自分にチャンスを与えないのは上司のせい。悪いのは自分の上司。」

 

自分の権利を守りたいがために、「自分はできている」ことに固執しすぎる人は、人事部門にとって「めんどくさい社員」です。こういう人は、人事部門の言う事に耳を傾けることはまずありません。むしろ、自分の正当性を主張し、それを理解しない人事部門を無能呼ばわりし、逆ギレしたりします。

 

「めんどくさい社員」としてチェックされる要因は、「自分の正義」を振りかざし、周囲の意見を聞き入れない点にあります。

 

45歳を過ぎると社内での声も大きくなるため、案外こういうパターンになる人が増えてきます。

 

自分の権利を守るために権力を使う

  

やたらと権利意識が強いパターンと重複する部分がありますが、人事部門に対して権力(上席の役職者)を使ってプレッシャーをかけてくる人は、人事部門にとって「めんどくさい社員」です。

 

プレッシャーが必ずしも人事部門に影響を与えるものではありませんが、自分のチカラで解決策を模索せず権力に頼るということが人間力としてクエスチョンマークがつくからです。

 

こういうパターンの人は、概ね「上には弱く、下にはめっぽう強い」という傾向があります。「上には気をつかうものの、下には横柄」という人は、組織において疎んじられることが多いものです。

 

自分は年収〇〇円の価値があると主張する

 

 

信じられないことに感じられると思いますが、自分の処遇についての不満を、自分の年収価値に換算して主張する人は、人事部門にとって「めんどくさい社員」です。

 

「この仕事、他社ならば年収1,000万円相当の社員が担っている。」といったことをさらっと主張します。自信のわりには、業績をあげていなかったり、上司、同僚、部下との関係性がまったくできていなかったりします。

 

「能ある鷹は爪隠す」というとおり、こういう主張をする人の人材価値は、自分が主張するほどのものでないことが多いものです。

 

まとめ

 

誤解を恐れずに言えば、人事部門に「めんどくさい社員」とチェックされる人は、人事異動や処遇において、不遇な場面に遭遇することが多いと言えます。今回お伝えした「めんどくさい社員」の共通する点は、いずれも「身のほど知らず」であることです。謙虚な姿勢が欠如しているとも言えます。

 

45歳を過ぎて「めんどくさい社員」として人事部門にチェックされると、結果として組織における居場所を失います。そうなると、チカラを発揮する機会がなくなります。

 

自分で自分のクビを絞めて、45歳からのキャリアの広がりを狭めることは決して得策ではないのです。