45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

【社会人としての自分史】書類選考を勝ち抜く職務経歴書の書き方 <3日連続企画の3日目>

 

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3日連続企画 「【転職準備】書類選考を勝ち抜く職務経歴書の書き方」 の3日目です。

 

【参考:1日目の記事】

  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓  

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

【参考:3日目の記事】

  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓  

 

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

昨日は、職務経歴書を書くにあたって、自分のキャリアを広い視野で捉えることが大切で、キャリアを振り返るにあたり、つぎの2点を意識することがポイントであることをお伝えしました。

  

(1)STAGEの法則に沿って、事実を整理する

(2)自分の「再現力」を言語化する

 

 

職務経歴書を書くにあたって、「うまくいかなった業績」も含めて自分のキャリアを広い視野で捉えることが大切になることもお伝えしました。

 

今日は、社会人としての自分史と題して、職務経歴と自分があげてきた実績の振り返り方についてお伝えします。

 

自分の人材力を伝えることを意識する

 

問題提起力、問題認識力、課題解決力を発揮して携わった業績をとらえ、STAGEの法則に則って、「うまくいかなかった実績」も含めて整理できれば、自分の「再現力」を伝える準備は整いました。

 

45歳を過ぎた人材を転職者として雇い入れる会社は、さまざまな環境変化においても業績を創出できる人材を求めていますので、このことを整理しておくことがとても重要です。

 

もっとも、「再現力」に加えて伝えなければいけないことがあります。

 

私は、人材力はつぎの公式で表せると考えています。

 

【人材力】=(【基礎力】+【専門力】+【再現力】)×【人間力】

 

つまり、「再現力」のほか、「基礎力」「専門力」「人間力」についても伝えることが必要と考えます。

 

【基礎力】と【専門力】の伝え方

 

 

【基礎力】と【専門力】は、特定の会社のみで通用するビジネススキルではなく、広く社会で通用するビジネススキルとして捉えることが必要です。

 

【基礎力】は、問題提起力、問題認識力、課題解決力や伝えるチカラ(文章力、プレゼンテーション力)、ITリテラシー、語学運用能力といった基礎的なチカラです。

 

【専門力】は、プロフェッショナルとして、自分が担っている仕事にかかわる専門的な知識や経験とそれを証明する公的資格といった専門的なチカラです。

 

自分があげた実績は、【基礎力】【専門力】をどのように発揮したのか、という視点で整理してみましょう。

 

【人間力】の伝え方

 

 

人事の立場で職務経歴書を読むとき、【人間力】を推し量ることは簡単ではないと感じます。【基礎力】【専門力】【再現力】とちがって、文字情報では伝わりづらいからでです。

 

【人間力】が低ければ、いくら【基礎力】【専門力】【再現力】があったとしても、【人材力】としてはマイナスになると私は考えます。

 

【人材力】=(【基礎力】+【専門力】+【再現力】)×【人間力】で示すとおり、【人間力】が【人材力】に与える影響は大きいからです。

 

【人間力】を伝えるために必要な視点は、「他者と協働した経験」「自分が自律的に行動した経験」「他者をフォローした経験」です。自分軸のみならず他者軸も加えることが大切です。仕事は一人で獲り進められません。他者とのかかわりが必須であるからです。

 

これらの視点で経験を整理すると、「うまくできた経験」「うまくできなかった経験」に分類できます。この分類が「うまくできた経験」は長所、「うまくできなかった経験」は短所として整理できます。

 

45歳を過ぎた人材でとくに注目されることは、「他者と協働」し、「他者をフォロー」して、他者の業績に貢献した経験です。これは、組織を牽引するリーダーとしての資質がなければ為しえないチカラで、会社に貢献するために求められる【人間力】だからです。

 

まとめ(最終日)

 

本日お伝えしたことも、手書きで紙に書き出すことがポイントです。

 

紙に書き出すときは自分の手を動かします。紙に書くことで脳が活性化され忘れていた記憶を思い出すことがあるからです。

  

 

まとめ(3日目)

 

STAGEの法則に沿って整理することは、自分流の業績のあげ方を事実をもとに言語化することを意味します。 偶発的な業績の挙げかたではなく、業績を挙げ続ける可能性を持つ人材であることを端的に示すことです。

 

 

 昨日もお伝えしたとおり、45歳を過ぎた転職活動では、自分のキャリアを迫力をもって伝えることが重要です。そのためには、【人材力】のポテンシャルを端的に書き出すことが必須です。

 

職務経歴書という書類において、自分の可能性を伝えることができれば、書類選考を勝ち抜くことができます。社会人としての自分史を丁寧に整理することで、自分の可能性を伝えるための材料を整理できます。

 

この整理がしっかりできていれば、迫力をもった職務経歴書になるでしょう。そして、職務経歴書のみならず、面接で自分の【人材力】を伝えることにも活用できるでしょう。

 

社会人としての自分史を、【人材力】=(【基礎力】+【専門力】+【再現力】)×【人間力】の観点で丁寧に整理することが重要です。