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キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

【社会人としての自分史(実績編)】 書類選考を勝ち抜く職務経歴書の書き方 <3日連続企画の2日目>

 

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3日連続企画 「【転職準備】書類選考を勝ち抜く職務経歴書の書き方」 の2日目です。

 

【参考:1日目の記事】

  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓  

 hiratsukacareer.hatenablog.com

 

 

昨日は、職務経歴書を書くにあたって、自分のキャリアを広い視野で捉えることが大切で、キャリアを振り返るにあたり、つぎの2点を意識することがポイントであることをお伝えしました。

 

(1)紙に手書きすること

(2)自分に語りかけるようにストーリー仕立てにする

 

社会人としての職務経歴を紙にすべて書き出し、それらを俯瞰してみることで自分が感じたことをストーリー仕立てする。より実感をもって自分のキャリアを捉えることが実は重要になりります。

 

今日は、社会人としての自分史(実績編)と題して、職務経歴と自分があげてきた実績の振り返り方についてお伝えします。

 

うまくいかなかった実績にも目を向ける

  

職務経歴書の書き方で困っているならば、まずは「社会に出てからの自分の職務経歴をすべて洗い出し、手書きで紙に書き出す」ことから始めることを昨日お伝えしました。

 

自分があげてきた実績を振り返る方法は、すでに書き出してある経歴(在籍していた会社名、部署、職務の内容を在籍年数)に追記して整理します。

 

事実を丁寧に整理することがポイントです。

 

このとき、ついつい「うまくいった実績」のみに目を向けてしまいがちです。職務経歴書では「自分を高く売る」ことが目的ですからやむを得ないことですが、あえて「うまくいかなかった実績」にも目を向けることが必要です。

 

45歳を過ぎた人材を転職者として雇い入れる会社は、さまざまな環境変化においても業績を創出できる人材を求めています。

 

一流プロアスリートでも常勝することがないように、携わった仕事すべてがうまくいく人はいません。

 

それゆえ、「うまくいかなった実績」も社会人としての自分史を構成する事実として、目を向けることが大切になるのです。

 

実績を振り返るときに、大切な視点があります。

 

それは、問題提起力、問題認識力、課題解決力を発揮して携わった業績をとらえるということです。自分で自律的に動いた結果としての業績が重要だからです。

 

うまくいった業績でもうまくいかなかった業績でも、自分で自律的に動くことは自責化された行動の結果といえます。自責化された行動からは「気づきと学び」が得られます。「気づきと学び」を丁寧に確認することが重要になります。

 

職務経歴と同様に手書きで紙に書き出すことがポイントです。

 

紙に書き出すときは自分の手を動かします。紙に書くことで脳が活性化され忘れていた記憶を思い出すことがあるからです。

 

すべて紙に書き出したら、それを一度俯瞰してみてください。

 

STAGEの法則に沿って整理する

 

自分の業績を俯瞰した後は、今の自分に影響を与えた実績を2,3あげてみます。

 

職務経歴書では、自分があげた業績を端的に示すことが求められます。整理するために役に立つフレームはSTAGEの法則です。

 

STAGEの法則は、つぎの視点で業績を整理するときに効果があります。(STAGEはそれぞれの段階の頭文字をとったものです。)

 

  1. Situation;どのような立場、役割で仕事に携わったのか。仕事にあたったときのシチュエーションを掘り下げる。 
  2. Trouble;仕事に携わったときに生じたトラブルはどのようなものであったか
  3. Action;そのトラブルに対して、どのようなアクションをとったか
  4. Goal;アクションをとった結果、どのような成果(ゴール)を得たか(この成果は失敗でも成功でも構いません)
  5. Epilogue:仕事を通して得たことは何か (エピローグ)

 

STAGEの法則で自分の業績を整理すると、「うまくいった業績」「うまくいかなかった業績」のいずれも「気づきと学び」を深堀りすることができます。深堀りできれば、自分流の業績のあげ方を整理できます。

 

まとめ(2日目)

 

STAGEの法則に沿って整理することは、自分流の業績のあげ方を事実をもとに言語化することを意味します。 偶発的な業績の挙げかたではなく、業績を挙げ続ける可能性を持つ人材であることを端的に示すことです。

 

つまり、「再現力」を一つのストーリーとして言語化することができます。職務経歴書に記載する際の具体性が強調されるのです。

  

職務経歴書を書くにあたって、「うまくいかなった業績」も含めて自分のキャリアを広い視野で捉えることが大切になります。

  

キャリアを振り返るにあたり、つぎの点を意識することがポイントです。

 

(1)STAGEの法則に沿って、事実を整理する

(2)自分の「再現力」を言語化する

 

45歳を過ぎた転職活動では、自分のキャリアを迫力をもって伝えることが重要です。このことは書類選考を勝ち抜く職務経歴書のみではなく、面接対策にも効果があるものです。

 

STAGEの法則に沿った業績の整理にはまとまった時間を要しますが、それだけの価値があります。

 

しっかりと取り組んでみることが大切です。