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【転職成功術】 45歳からの転職を失敗しないために、【見かけ倒れ人材】にならないための3つのNG行動

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「4月に入ったキャリア採用の彼、めっけもんだったよな。助かっているよ。」

「キャリア採用の人は、現場にうまくフィットしないと使いづらいからね。なにかあったら連絡するんで、相談にのってくれよ。」

 

昨日、4月にキャリア採用者を配属した部署の責任者と立ち話したときにコメントをもらいました。

 

採用の現場責任者として面接では組織への適応力や貢献の可能性を見極めているので、配属した部署からこのようなポジティブなコメントをもらうと正直安心します。

 

一方、中途採用後に評価を落とす人もいます。

採用のミスマッチは限りなくゼロにしたいところですが、簡単ではありません。

 

面接では評価され前評判は高かったものの、【見かけ倒れ人材】と評価されてしまう人は、残念ながら転職後の会社での居場所を失っています。

 

45歳を過ぎた転職で、【見かけ倒れ人材】のレッテルを貼られることは避けなければいけません。

 

そこで、【見かけ倒れ人材】にならないために心得ておきたい3つのNG行動についてお伝えします。

  

【目次】

 

1.小さな実績を積み上げない

 

【見かけ倒れ人材】は、仕事の選り好みしがちです。自分の転職した理由に沿わない仕事には腰が重く、「私は、〇〇をやるために転職してきたので、この仕事は私の仕事ではありません。」と発言したりします。

 

いち早く自分の専門領域で成果を出したいという焦りが、仕事の選り好みにつながるわけですが、これは絶対にやってはいけない行動です。

 

転職者がまず取り組むべきは、目の前の仕事を選り好みせずに取り組み、その仕事をやり遂げ「小さな実績」を積み上げることです。

 

「小さな実績」を積み上げることは、実は転職した後の会社で自分の居場所をつくることにもつながります。仕事に関係する人とのコミュニケーションの絶対量が増え、そのコミュニケーションを通して、会社におけるキーマンや会社固有のルールを知ることができれば、いわゆる「人脈」ができあがります。

 

「人脈」ができれば、自分の居場所が見つかります。「人脈」を通して、信頼感を獲得できれば【見かけ倒れ人材】にはなりません。

 

2.最初から"いきがる"

 

【見かけ倒れ人材】は、最初から鼻息荒く、自分のやりたいように仕事を進めたがります。自分のキャリアに自信があり、自分流のやり方で会社を改革しようという意気込みが強くなる傾向があります。

 

「このやり方では全然だめで、一刻も早く改善すべき!」

「前の会社では、こんなことやっていなかった。この会社は遅れている!」

 

45歳を過ぎた転職者には、早い段階で成果をあげることが求められています。しかし、転職した会社での今までの経緯を把握することなく、転職直後に気づいた改善すべきことや課題について直言することは、絶対にやってはいけない行動です。

 

この行動は、周囲との協調を壊し、「空気を読めない人」だという認識を与えてしまうからです。

 

仕事にかかわる改善すべきことや課題については、転職した人でなくとも気づいていることが往々にしてあります。「なんとかしなければ・・・」という思いはあるものの着手できていないことがあるのです。自分の意見を直言することは、「改善すべきことや課題を放置しているあなた方は何をやっているんですかね??」と言っているようなものです。

 

中途入社した人にいきなりそんなことを言われたら、良い気分にはなれないものです。ゆえに、自分から自分の評判を下げることにもなるNG行動なのです。

 

3.自分の専門領域にこだわりすぎる

 

【見かけ倒れ人材】は、自分の専門領域にこだわりが強く、その周辺業務の仕事を任せると意義を申し立ててきます。

 

キャリア採用者は、自分の専門領域の仕事に携わる前段階で周辺業務の理解が欠かせない場合があります。【見かけ倒れ人材】にならない人は、周辺業務に携わることがあっても、その意義や目的を自分なりに解釈し、自分のキャリアの方向性においてポジティブに位置づけます。

 

「自分は経営戦略の立案に携わることが求められて転職したけれども、いきなり事務所移転のタスク責任者を任せられた。これは自分の専門領域ではないから、断る!」

 

こういう捉え方をする人は【見かけ倒れ人材】になる人です。

 

逆に、

 

「自分は経営戦略の立案に携わることが求められて転職したけれども、いきなり事務所移転のタスク責任者を任せられた。これは自分の専門領域ではないけれでも、他部署の人の意見を聞く絶好の機会だ。ちょっとめんどくさそうだけど、やってみよう。」

 

という捉え方をする人は【見かけ倒れ人材】にならない人です。

 

会社において「自分が果たすべき役割」を広い視野で捉えられない「自分本位」の行動はNG行動です。この行動は、料簡が狭い、器の小さな人材だという評価につながり、決して評価されません。

 

まとめ

 

私は、これら3つのNG行動の原因は「会社に貢献することを急ぎ焦る気持ち」にあると考えています。

 

45歳を過ぎた転職では、年齢相応の貢献を果たすことが求められることは確かですが、「ゆっくり、いそげ」という心構えが必要です。

 

1.小さな実績を積み上げない

2.最初から"いきがる"

3.自分の専門領域にこだわりすぎる

 

3つのNG行動を意識して、いち早く転職後の会社で「自分の居場所」を確保してくださいね。