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【転職面接対策】 転職の面接で失敗しない やってはいけない3つのNG行動

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人事として中途採用の面接に立ち会う機会があります。面接の場では、応募者の方々は一生懸命に自分の熱意や業績をアピールし、転職の可能性を引き寄せようとされていますが、それが空回りしてしまうケースを目にすることがあります。


45歳を過ぎた転職では、面接でしくじりたくないものです。

 

限られた機会を活かして、転職を実現させるためには、面接におけるNG行動をあらかじめ知っておくことが大切です。


面接の場で伝えるべきことを理解し、NG行動で自分が損することのないように準備しましょう。

 

【目次】

  

面接の目的を理解しよう

 

 

面接は30分から1時間ほどの限られた時間で行われます。そのため、応募者は時間内で会社に自分の情報を的確に伝え、 「質疑応答」の質を上げることが必要です。


会社は、限られた時間内で、会社業績への貢献しうる人材であるかを見極めなければいけません。それは履歴書、職務経歴書に表れない情報を「質疑応答」を通して確認するということになります。


応募者は、この前提を頭に入れて、応答しなければ、質の高い応答ができず、良い結果をえることができません。


面接の質を上げるために、やってはいけない3つのNG行動をお伝えします。

 

NG行動 その1:質問を遮る

 

 

頭の回転が速い人に多く見られるNG行動が、面接官が質問している途中から答えはじめてしまうことです。

 

45歳を過ぎると社会人経験もそれなりにあるため、なんとなく質問の趣旨がわかり、先読み行動に走ることがあります。

 

一般的に面接官とは初対面です。そのため、この行動は面接官に「初対面の人への接し方に礼節を欠く」という評価を与えてしまいます。

 

「そんな人いないでしょう。」と思われるかもしれません。しかし、面接の場では、緊張感が高まるため「早く応えなければならない」という焦りが生じやすくなります。その焦りが、自制心を狂わせ、質問を遮ってしまうことが往々にして起きるのです。

 

第一印象が9割を決めると言われるように、「面接で質問されたときは、最後まで聞こう。」という当たり前の行動を自分に言い聞かせることが大切です。


NG行動 その2:早口で応える

 

 

つぎに気をつけなければならないNG行動は、「早口」で応えることです。「早口」で話すことが癖になっている人は特に注意が必要です。

 

問題は、「早口」で応えていると、あたかも的確に応えている気になってしまうことです。話の流れに勢いがつきますから、流暢に自分の話を伝えている気になってしまうのです。

 

面接官は、「早口」で応えられると「結局、何を話していたんだろうか?」という印象を持ってしまいます。

 

先にも書きましたが、面接官とは初対面であることが一般的です。応募者の人物像、事前情報を十分把握できていません。そのため、話の内容がロジカルであっても、「早口」だと頭の中で応募者の人物像や情報を整理する余裕が持てなくなります。

 

この行動は、応募者が相手に配慮したコミュニケーション力に劣る人材であるという評価につながります。

 

早口は損をするということを肝に銘じて面接に臨むことが大切です。


NG行動 その3:結論を先に伝えない

 

 

最後に気をつけなければならないNG行動は、面接官の質問の意図を読まずにダラダラ、グダグダと応えることです。

 

このNG行動の難点は、応募者本人が一生懸命に応えているため、面接官の求めていることからピントがズレていることに気づけていないことにあります。


面接官の質問には、結論から伝え、質問の意図を「要するになにを知りたいのか」「知りたいことを証明する実績は何か」「その実績をどのように再現できるか」といった3点を意識して応えることが必要です。


NG行動をとる応募者は、きまじめに自分の業績を「物語」として語りはじめてしまいます。実績をあげた経緯と結果を「物語」として語るため、面接官には話の終わり(結論)がみえません。話が冗長になってしまうため、しまりがなくなります。


自分の実績を「物語」として応える応募者は、ロジカルな考えができない人材という評価を与えます。

 

まとめ

 

 

今回お伝えした3つのNG行動のうち、1つでも当てはまる行動があるならば要注意です。自分から意識して、行動修正を図らなければ面接で評価されず、転職の実現にはいたりません。

 

行動修正する際に意識することは、「相手思い」ということです。

 

「質問を遮る」「早口で応える」「結論を先に伝えない」の3つのNG行動は、その根底は「自分本位」の受け答えが原因で起こります。

 

面接の場では、「相手に自分を知っていただく」という謙虚な気持ちが必要です。

 

礼節を欠くことなく、相手が耳を傾けやすい話し方で、相手が知りたいと思うことを的確に伝える。

 

こういう姿勢が面接で垣間見えると、履歴書や職務経歴書には表れない情報を面接官は把握できます。そして、面接官に共に働く仲間として相応しいか否かを的確に評価する情報が伝わります。

 

会社は組織です。面接官は、組織の一員となりうる人材として相応しいか否かを判断できる情報を面接を通して確かめます。それゆえ、この姿勢が極めて重要になるのです。

 

3つのNG行動を意識し、「相手思い」で面接に臨むことが、転職の実現可能性を高めます。