継続してきたブログ、やむを得ない事情で中断してしまいました。
その事情は親の介護です。
私の父親は、実家で一人暮らしをしています。84歳と高齢で、物忘れも 進んでいるものの、自立して生活できていました。
しかし、先週金曜日の朝、事態が急変しました。7時前に電話をかけてきて 「腰が痛くて立てなくなった。」とのSOS。
訪問看護師の方のサポートを受けて、なんとか症状を安定させたものの、 痛みは続いたため、主治医の診察を受けました。
受診してわかった原因は「胸椎圧迫骨折」。せきやくしゃみでも起こりうる骨折で 痛み止めを服用して3ヶ月程度は骨が固まることを待つ必要があるとの所見でした。
このような事態を経験し、45歳を過ぎてからのキャリアは、親の介護についても考える
必要があることを痛感しました。
自分の年齢が45歳を過ぎると、それ相応に親世代も年齢を重ねます。
突発的な親の骨折を体験し、突発的に生じる親の介護問題への備えについて、気がついた
ことをお伝えします。
1.時間の確保
親を介護することは、思いのほか時間が取られます。
たとえば、私は毎週末に実家に立ち寄るようにしていますが、単純に移動時間だけでも往復1時間半、 実家で所用に1時間は少なくとも必要になります。これに加えて、1週間分の食材を購入するための 時間等も必要になりますので、ほぼ半日の時間を確保する必要があります。
効率的に動かないと、時間が思いのほか必要になってしまいます。
平日は、自分の時間の大半を仕事にとられます。休日を有効に活用するためには、時間効率を考えた 行動がいやおうなく必要になります。
2.サポート資源の確保
親の介護は、自分一人でできるものではありません。 介護保険制度を活用して、親の介護を伴走してくれるサポート資源を確保しておく必要があります。
そのためのキーは、ケアマネージャーとの信頼関係の構築に尽きます。
私の父は、ヘルパー、デイサービス、訪問看護の3つのサポートをいただくことで、自立した生活ができています。
ケアマネージャーは、こういったサポートの組み合わせをプロの視点で提案してくれます。介護の度合いに応じた 支援体制を組み立て提案してくれる存在は、親の介護に必須です。それゆえ、ケアマネージャーとの信頼関係が ないとうまく親の介護は難しくなります。
私の父を担当してくれているケアマネージャーは幸いにして大変貴重な助言をしていただけるので、信頼できる パートナー的な存在です。
信頼関係構築にあたっては、ケアマネージャーさんの立場を理解しつつ、お互いの思いを正直に伝えあおうという 最初の確認が重要になります。
3.まとめ
頼れることは頼る。一人で抱え込まない。
こういう意識が極めて重要です。
そのためにも、想定できる事態に向けて備えることが重要です。
悔いの残らない介護。
悔いの残らない自分のキャリア。
逆算して早めに準備することをお勧めします。