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転職先でうまく45歳からの転職で失敗しない3つの極意

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転職先でうまくいく人、うまくいかない人 45歳からの転職で失敗しない3つの極意

 

 「転職エージェントから紹介された実績となんか違わないか?」

「面接のときの勢いが感じられないな。」

「思っていたほど、動かないね〜。」

 

大手転職エージェントが大型の転職イベントを開催し始めました。10月に入って、転職市場が動き出しています。

 

例年この時期は、企業側が来年度の人員計画を考えて具体的な動きを強化し始めるタイミングでもあります。

 

45歳以上の転職市場が活性化しています。この時期に自分のキャリアを転換させることを考えている人にとっては、状況は好転しているととらえることができます。

 

しかし、転職先で実績を挙げることは、簡単なことではありません。

 

組織風土、意思決定プロセス、社内人脈など、ゼロから積み上げていかなければならないからです。

 

人事の目線で転職してきた人を見ると、転職でうまくいく人とうまくいかない人の差が見えてきます。

 

年齢にかかわらないことですが、45歳を過ぎて自分のキャリアを転換させる転職で、失敗は避けたいものです。

 

今回は、45歳を過ぎた転職で失敗しないための3つの極意についてお伝えします。

 

【目次】

 

現場を知る

 

45歳を過ぎて転職した人には年齢相応の成果が求められます。そこで、まず最初に取り組まなければならないことは、「転職先の会社が困っていること」の把握です。会社はなんらかの課題を解決するために中途採用を行うからです。


ですから、中途採用者に求められることは、困りごとの具体的な解決策の提示とも言えます。

 

そのためには、選考を通して認識した課題をもとに、現場を知ることが必要です。


積極的に現場とかかわりを持ち、自分が立てている仮説との整合性をすり合わせていく行動が必要になります。

 

転職先でうまくいかない人は、現場を知ろうしません。

 

前職での経験や流儀をもとに仕事を組み立てようとします。その結果、外部コンサルタントのような提案に終始しがちになります。

 

要するに、自分の足で現場を知る行動を取り、自分と現場(転職先の新しい仲間)との共感ポイントを探しだすことがポイントになります。 

 

 

圧倒的な貢献をする

 

現場を知り、共感ポイントを踏まえて提案する際、とにかく自分の経験・スキルを使って貢献することに意識を集中する必要があります。

 

とくに、転職直後の行動が肝心です。

 

転職後6ヶ月間は、損得考えずに行動するということです。

 

精神論的ですが、この期間を正念場ととらえて、小さな成果をたくさん積みあげる行動をがむしゃらにやることが大切になります。

 

転職先でうまくいかない人は、報酬との見合いを考えて仕事量をセーブしたりします。前職の流儀をもとに、自分が設定した制限の枠内で仕事に取り組んだりします。

 

信じられないかもしれませんが、実際にそういう人を何人も見てきました。

 

転職後6ヶ月間で、自分の経験・スキルに加え人脈も活かして、周囲が圧倒されるくらいの貢献(なんとか役にたとうという意識と行動を積み重ねること)は、転職先の会社での信頼を得る土台につながります。

 

現場を知り、職場での信頼を得ることができる人は、転職先でもうまくいく人になります。

 

  

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柔軟性がある

 

転職先でうまくいく人は、環境変化の適応力が強い人です。いろいろな変化を受けとめ、一つひとつの出来事を自分のチカラで意味あるものとしてつなげる人ともいえます。


そのためにも、自分のキャリアの方向性を認識できていることが大切です。

 

自分が転職先の会社に貢献することと、自分のキャリアの方向性がマッチしているか。
今後、自分はどうありたいと考えているか。
自分のありたい姿を、自分の言葉で語ることができるか。

 

このように自分のキャリアに準備ができている人は、環境変化にも柔軟性をもって対応することができます。

 

転職先でうまくいかない人は、前職の流儀や自分のこだわりを通そうとします。この姿勢は転職先の会社で軋轢を生じさせる原因にもなります。

 

軋轢が生じると、周囲から孤立してしまいます。ただでさえ、ゼロから積み上げなければいけない状況で、孤立してしまうから転職先でうまくいかなくなるのです。 

  

まとめ

 

 45歳を過ぎて、転職を考えている人で、今回お伝えした3つの極意に違和感を感じるならば、転職は見合わせることが望ましいでしょう。

 

転職は思いのほかパワーを必要とします。

 

繰り返しになりますが、ゼロから積み上げていく覚悟が必要だからです。

 

もっとも、転職を考えているということは、今の自分のあり方を変えたいという思いでいるのではないでしょうか。

 

それならば、転職という手段をとるのではなく、まずは「自分のキャリアの方向性」を確かめることをおすすめします。

 

「自分のキャリアの方向性」を見定めることができ、どうありたいか、どのような貢献をしたいか、といったことを自分の言葉で語れる後でも転職は遅くないと考えるからです。

 

「自分のキャリアの方向性」が見定まれば、転職せずに今の会社で活躍する場を探すことを検討してみることもできます。

 

大切な人生をより豊かな人生にすることを考え、転職がその手段であることを確信してから、転職という大きな決断をしても遅くはありません。

 

転職先の会社でうまくいく人が増えますように。