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自分の将来が見えない 転職を考え始めたときの3つのステップ

「今の会社では、自分の将来像が描けないので、転職したいと思っています。」

 

「管理部門系の部門にいたので、できれば同じ職種で転職したいのですが、なかなか条件にあう求人がないのです。」

 

「募集要項を見ると、自分には到底かなわないものばかり。地道にコツコツと事務仕事をやっていただけなので、私には何もないって感じてしまうのです。」

 

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転職を考え始めたという方から相談を受けました。

 

最近は、管理部門系の仕事は外部委託化の対象になりつつあります。その方は、自分が担っていた仕事がその対象になったことが、転職を考え始めるきっかえになったとのこと。自分の仕事は、目立たないものの必要不可欠な役割であるため、自分の仕事がなくなるとは思ってもいなかったようです。

 

「私には何もない」という一言に、自分の仕事への誇りを傷つけられたという悲しさと次のステップを見出せない悔しさが入り混じっているように感じました。

 

このように自分の将来が見えないと感じるとき、自分の居場所を求めて転職を考え始めることはよくあることです。一般的に転職する際は、「自分の実現したいこと」と「転職先への貢献度合い」が明らかになっていることが成功の秘訣と言われます。したがって、このような場合、転職を成功させるには、よくよく考えることが大切ですが、「転職すること」が目的になってしまうことに注意しなければいけません。

 

一時の気持ちの高ぶりに左右されず、冷静に転職を考えるためには、どうすればいいのでしょうか。

 

【目次】

 

1.「転職したい!」と感じる状況を整理する

そもそも、どういう場面で自分が転職したいと感じるかを整理してみます。

たとえば、つぎのような場面が考えられます。

  1. 上司や同僚との人間関係が上手くいかないとき
  2. 仕事自体に面白味を感じられないとき
  3. 自分の仕事が軽んじられているように感じるとき

つぎに、その場面への具体的な対処法を考えてみます。

ポイントは、自分が動くことで状況を変えられる方法を考えることです。

 

「上司や同僚との人間関係を改善するために自分が働きかけることは何か」「仕事の何に面白味を感じないのか。」「なぜ、自分の仕事が軽んじられているように感じるのか。」等への具体的な対応を考え、「転職したい!」と感じる状況が今の会社にいるがゆえに感じるものであるかを整理することが重要です。

 

 

2.自分にとって仕事とは何かを整理する

自分が動くことで状況を変えられる方法を具体的に整理した後は、自分にとって「仕事」とは何であるかを整理します。

たとえば、つぎのように自分にとっての仕事の捉え方を整理します。

  1. 仕事とは生活の糧を得るためのものである
  2. 仕事とは社会貢献である
  3. 仕事とは自己実現、自己成長である
  4. 仕事とは修行である

これによって、仕事に対する価値観を整理し、仕事を通して満たしている自分の感情を再確認できます。

 

「転職したい!」と感じる状況を整理するときと同様に、仕事を通して満たしている自分の感情が、その気持ちにどの程度影響を与えているかを具体的に捉えることが重要です。

 

 3.文字として書き起こす

転職したいと感じる状況と仕事に対する価値観を整理したら、それらを紙に文字として書き起こすことが重要です。

 

PCやスマホにデジタル文字として入力するのではなく、手書きすることがポイントです。

 

手書きすることで、頭で考えたことを、自分の手を通して認識することで、具体的な対応方法の関連性を容易につかむことができます。

 

ちょうど、文章を書くときに下書きすることに近い感じです。

 

自分で考えていることを、紙に下書きし、自分の目で確かめことで、「本心」を知ることができます。

 

4.まとめ 

「転職」はキャリアを自ら変える大きな転機です。

よい「転職」にするために、めんどくさがらずに、自分の内心を手書きしてみましょう。

 

手書きすることで、思考が整理されます。

 

冷静に思考を整理することが、転職を考えるときに必須のステップだからです。

 

やれば必ず道は開けますから。