45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

転職フェアで感じたこと ~転職を考えている方へ~

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転職フェアは、転職を考えるときに役立つと感じました。私が転職フェアに行って感じたことをお伝えしたいと思います。

(参考)

 

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

 

 

1.経験年数について

 

今回は、入場する際にweb上でキャリアシートを作成しました。

 

その際、前職における在籍年数や職務に携わった経験年数等を選択する項目がありました。(プルダウン式で該当項目を選択)その項目は、4つです。

  1. 1年未満
  2. 1年以上3年未満
  3. 3年以上5年未満
  4. 5年以上

これから推測するに、企業は、1年・3年・5年という3つ区切りで経験年数等を評価することがうかがえます。

以前「石の上にも3年」でお伝えしたように、キャリアを構築する際に「3年」は一つに目安にすることが望ましいわけですが、「5年」という経験年数等について着目しました。

 

hiratsukacareer.hatenablog.com

 

と言うのも、「5年以上」より長い経験年数等を選択する項目がなかったからです。

 

人事担当者の立場で、重視したいことの一つに「採用する人が定着するか」です。

したがって、前職における在籍年数が短い人や短期間に複数企業に在籍していた人には定着しない可能性を感じざるをえません。

 

企業によって、在籍年数の捉え方はまちまちです。単に長ければいいとも言い切れません。ただ、「5年以上」という数字が意味するものは、一つの会社に在籍して一定の責任ある仕事を任され、実績を積み上げるまでに必要な年数です。

実績とは、業務上の成果に加え、社内外の人脈形成、信頼の積み上げなども含みます。

 

人事の立場で中途採用してきた経験からも、即戦力を採用したいとなると、「業績をあげる再現性」には特に慎重に見極めをします。その見極めの最初のポイントは、在籍年数と言えます。

「5年以上」という区切りが示されている理由を考えるに、少なくとも応募者が「定着するか、あるいは、一定の仕事を任せられたことがあるか、を推測するキーになりえると感じました。

もっとも、第2新卒等の若年層を採用しようとしている場合は、この限りではありません。

45歳を超えて転職を考える際、在籍年数や職務に携わった経験年数についての目安として「5年」ということを意識することが大切です。

 

 

2.数多くの企業をまわる必要性とは

転職フェアで数多くの企業のブースをまわり、多くの企業の担当者と対話することは大切なことだと考えます。ただ、離職中の場合を除いて、数多くの企業をまわることが目的化してしまわないように気をつけないといけません。

 

興味のある企業の人事担当者と会って話をする機会を持つことは、本格的に転職活動を始めるには絶好の機会です。しかし、その機会を有益なものにするためには、少なくとも自分がなぜ転職を考えているのか、どういう仕事に携わっていきたいのか、という根本的な考えを整理しておくことが大切です。

 

この根本的なことを整理することで、転職によって得たいことが明確化されますので、仮説をもって企業の人事担当者と会って話しをすることができます。

 

人事の経験上、会社説明会や採用選考の場で、仮説を持った質問をされることはまれです。多くの質問は、会社案内やホームページに書いてあるような内容です。

 

仮に転職を本気で考えるならば、自分なりの仮説をもって、企業との接点をもつことがとても大切です。

 

その意味で、数多くの企業と接点を持たないと、自分が求めている企業とめぐり会わないと考えます。

 

 

3.まとめ 転職フェアの位置づけ

 

転職フェアは、キャリアのあり方を考える絶好の機会になると考えます。

 

どのような企業が、どのような職種で募集しているか。

企業が求めている人材観はどういうものか。

自分の市場価値はどの程度か。(自分のキャリアはいくらぐらいか)

 

とくに、自分の市場価値を知ることには意味があると考えます。

 

転職しようか否か、迷っているならば、転職フェアを活用して、「自分の市場価値」を確かめてみるといいでしょう。

 

そのうえで、自分が「存在感のある人材」となるために最適な選択をしていくことが必要になると考えます。

 

この点を見誤ると、転職した後に、後悔することにつながりかねません。

 

転職は大きな決断を伴うものですから、慎重に選択することをおススメします。