45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

今、ここで、できることに集中してみる ~キャリアのつながりを自分でつむぐ~

私が住んでいる神奈川県平塚市は、恒例の”七夕祭り”が明日から始まります。

1年に一度、街にたくさんの人が集まり、賑やかな雰囲気に包まれます。

 

普段と比べると大盛り上がりになる、この時期をとても気に入っています。

私は、いつもお決まりの酒屋さんの出店で呑むエビス生ビールを楽しみにしています。

”七夕祭り”のマイ・ルーティーンになっていますね。

今年もたくさんの人に、平塚を知ってもらいたいと思っています。

 

毎年恒例、いつも店。

 

たとえば、それがなくなったとしたら。

 

あたりまえにそれが存在していたことの有り難さを感じると思います。

 

今回は、自分のキャリアの積み上げ方について、考えてみたいと思います。

 

f:id:hiratsukacareer:20170707060236j:plain

 

 

1.よいところ探し

キャリアを振り返るときに、自分の経験や経歴、そのときの感情や価値観といったことが中心になると思いますが、自分が働いてきた会社の社風についても視点を向けてみることをおススメします。

 

社風は、その会社の組織文化が反映されるものです。会社への帰属意識やキャリア形成にも一定の影響を与えているものです。

 

そこで、自分と協業している上司、同僚、部下や会社のミッションと自分の価値観と関係を見つめ直してみるのです。

 

と言うのも、かつて私が転職したとき、自分が働いてきた会社の社風を考えることなく、「仕事中心」で考え、転職後の気持ちのブレを感じた経験があるからです。

 

当時の私は、転職を判断したときに、自分が働いていた会社の「よいところ探し」をせず、逆に「あら探し」をしていました。

 

これ、転職のときに、一番やっていはいけないことですよね。しかし、振り返るに、このウェイトが大きかったと思います。そのため、転職後に、たくさんの「よいところ」が思い出され、転職後の気持ちのブレにつながったのだと思うのです。

 

転職は「仕事中心」に考えればよいという考えは、今でも変わりません。自分のキャリアは自分で切り拓いていくことが大切ですし、なによりも自分が働いてきた会社が、いつまでも人生を保証してくれるわけではありません。

 

ただ、自分が働いていた会社の「よいところ探し」をして、自分のキャリアを積み上げる機会を与えてくれた会社と、そこでのキャリアに対して、感謝をもってキレイにお別れすることが大切だったと思うのです。

 

2.感情の動き

思うに、このプロセスは、少なからず自分が歩んできたキャリアを、自分で認めることなのではないかと。

 

「どういう人から教えをいただけたのか」

「どういう人に助けていただいたのか」

「会社のミッションのどの部分に共鳴していたのか」

 

こういった振り返りは、働くことに対する「価値観」がどういうものであったかを確かることなんだと思います。それは、いままでのキャリアで得たことを1つでも自己承認することに他ならないわけです。

 

この「価値観」が自分の今後のキャリアにとって、プラス・マイナスのどちらに働くかを内省し、必要に応じて、「価値観」の持ち方をチューニングすべきか否か。

 

こういった自分の「価値観」を確かめることで、感情の動きのクセを把握しておけば、転職というキャリアの節目での気持ちのブレはなくなると思うのです。

 

 

3.Here&Now

そう考えると、目の前の仕事に対して、少しでも興味をもって仕事をすることに意義があると思います。興味をもって取り組んだ仕事は、真剣に取り組むことにつながりますから、当事者意識もこめられます。当事者意識のある仕事は、取り組んでいたときに辛い思いをしていたとしても、後に続くキャリアに意味合いをもたらすものになるからです。

 

「今、ここで」=”Here & Now"に集中することは、自分が置かれている場所での宝探しに近いものがあります。

 

自分が置かれている場所があたりまえの場所であれば、そこにお宝が埋蔵されていたとしても、気がつかないことが多いのではないでしょうか。

 

ゆえに、あえてお宝を探すことで、視点を変えてみることをおススメしたいのです。

 

 

4.まとめ

 

 「よいところ探し」をすることで、自分が巡り会ったお宝を確かめられれば、キャリアを自ら転換しようとするときに、お宝に感謝して次のステップに進めます。

 

キャリアの転換期が、転職という自分から動くときだけではなく、人事異動という他者によるときであっても、このステップを経ておくと、キャリアのつながりを自分でつむいでいけます。

 

かつての私はこれができていませんでした。

 

”あたりまえ”のことに感謝して、日々を過ごすことでキャリアは健全に積みあがってくると感じています。