45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

とにかく ”自分のあり方” を確立しないと、「できるヤツ」にはなれませんから。

キャリアを棚卸しするアプローチは、いろいろな方法があります。人それぞれ、気に入った方法がやりやすいのですが、「過去」⇒「現在」⇒「未来」という3つの軸を考慮することは共通しています。

 

一般的に、あえて時間を創らないとキャリアを棚卸しすることはないでしょう。それだけ時間を要するからです。

 

今回は、自分のキャリアをストーリー(物語)に見立てて、棚卸しするポイントについてです。

 

トーリー(物語)に見立てるには理由があります。

それは、ストーリー(物語)の方が、感情を捉え、人の心に残りやすいことからです。

 

トーリー(物語)を組み立て方は、つぎの通りです。

  

 

1.Situation  <状況を振り返る>

 

自分の置かれている現状を、過去から現在の時間の流れに沿って振り返ります。自分を取り巻く仕事、その仕事の業界での状況はどのように動いてきたかを踏まえて、自分のキャリアが今、どのような状況にあるか、感じたことを洗い出します。

 

もちろん、キャリアの事実を踏まえることも大切ですが、自分が感じたことをあげてみましょう。

 

2.Complication <変化・複雑化を振り返る>

 

社会人になった頃と今を比較すると、仕事を取り巻く環境は、大きく変化しているでしょう。

 

たとえば、25年前は、ようやく一人一台のPCが配置され始めました。今は当たり前の一人一台のPC配置。そのおかげで、コミュニケーションは取りやすくなりました。一方、対応できる仕事量も増しました。いやおうなく、複雑な仕事を担う機会が増えています。

 

このような変化にどんな気持ちで臨んでいるか、変化はどのように対応してきたかをあげてみましょう。

 

3.Question <疑問・問い・課題を振り返る>

 

現状と変化と複雑化を捉えた後に、自分の心の中に沸き起こってくる、未来への行動への疑問、問い、課題を、思いつくままに振り返ります。

 

ここでも、感じたことをありのままに振り返ることが大切です。頭の中で考えるというより、頭と心で感じたことをあげてみましょう。

 

ただし、『未来に向ける』振り返りであることが大切です。

 

4.Mission <使命・思いを確認する>  

 

最後に、自分の使命や仕事に対する思いを確かめます。

 

疑問、問い、課題という視点で自分はどうありたいか。

 

自分の心に引き起こされた感情は?

自分がやらなければならないと思ったことは?

やってみたいと感じたことは?

 

このような視点で捉えてみると、自分のキャリアに対する方向性がみえてきます。

 

現状、変化、課題は、過去、現在、未来という時間軸に沿って、自分のキャリアのあり方を内省する。この内省を通して感じたミッションは、自分の行動の核となります。

 

変化に対応することができなければ、存在感ある人材にはなりません。

存在感ある人材は、仕事に対する姿勢として、何らかの付加価値を創りあげようとします。

 

付加価値を創りあげようとするために、どのような行動を積み重ねるか、自分の指針になります。

 

5.まとめ  ~ ミッションをストーリー化してみよう ~

 

 

自分のミッションを深く心に残すためにも、1から4をストーリーにしてみることをお勧めします。

 

トーリーにすることで、自分の今までの歩みを感じながら、自分のミッションを確かめられます。

 

ミッションを確かめ、自分のストーリーで語り、行動を重ねることが『できる奴』になる最短ルートです。