人は言い訳をする天才です。
なにかをやろうと決めていても、言い訳をして、
自分に都合の良いように先延ばしたりします。
45歳からのキャリア分岐点で、もっとも大切なことは、
「自らの意思で、決断する」ということです。
しかし、この「自らの意思で、決断する」ことは、
思いのほか、難しいものです。
なぜか。
今日は、その理由について、お伝えしたいと思います。
決断の意味
デジタル大辞泉では、つぎのように説明しています。
[名](スル)
1 意志をはっきりと決定すること。「
決断 を迫られる」「転職を決断 する」
2 正邪善悪を判断・裁決すること。
読んで字のごとくの説明ですが、「断」という言葉に、
意味があると、私は感じます。
言葉遊びのようですが、「決」することで、
「断」らなければならないことがあるという意味と
解釈するからです。
何を「断」るか。
「断」らなければならいないことは、人によって、それぞれ異なるでしょう。
人脈
地位
報酬
影響力 等々
45歳からのキャリア転換では、「断」ることで、なにかを
失うことに目を向けがちになります。
残りの人生の時間を考えると、致し方ないことですが、
失うことと同時に得られることにも目を向けることが必要です。
時間をかけて、失うことと得られることを比較し、
「断」ることへの執着を拭い去るという孤独な作業を、
愚直に取り組むことが必要になるということです。
「決」して、「断」るためには・・・
そのために、必要なことは何か。
私は、このブログで、このようなことをお伝えしてきました。
失うことと得られることを「手書き」で紙に書き出す
キャリアを変えることの目的を「手書き」で紙に書き出す
自分のありたい姿を「手書き」で紙に書き出す
自分の内心にある意思を、自分の言葉で見える化させるということが、
自分が納得できる決断には欠かせないことだからです。
しかし、そもそもの大前提があることを忘れてはいけません。
「決」して、「断」るための大前提。
それは、「期日を決める」ということです。
「いつまでに」という期日を明確にすることなく、自分の内心にある
意思を、自分の言葉で見える化させても、意味がないからです。
なぜか。
「決」して、「断」ることができない言い訳(理由)を作り出しやすく
なるからです。
事実、私がいままで支援させていただいた方のうち、
「期日を決めましょう」というアドバイスを受け入れなかった方々は、
キャリアの選択をズルズルと先延ばしにされています。
まとめ
もし、45歳を過ぎて自分のキャリアを自律的に変えていきたいと
考えるならば、まずやらなければならないこと。
それは、
「いつまでに」
という期日を決めることです。
期日を決めることは、自分の覚悟と連動しています。
期日を決められなかったり、先延ばししたりするならば、
キャリアを変えるべきではありません。
覚悟が決まっていないキャリアの転換は、失敗するからです。
本日も、お読みいただきありがとうございました。