もし、あなたが、部下のマネジメントで困っているならば、たった4つのステップを押さえるだけで、格段にマネジメントしやすくなります。
部下は驚くほど、自分の考えに共感してくれないものです。
そして、上司である自分の考えに共感してくれない部下が増えれば、それに比例して業績も低下してしまいます。
業績が低下するということは、上司である自分の存在価値の低下も意味します。
部下マネジメントが、上司である自分の存在価値と直結していることであるがゆえに、
もし部下マネジメントで難しさを感じているならば、それへの対処を怠ってはいけないのです。
1つめのステップ:「教えること」
hiratsukacareer.hatenablog.com
2つめのステップ:「部下に小さな成功体験を積ませること」
hiratsukacareer.hatenablog.com
3つめのステップ:「伝えたいこと(上司である自分の考えや思い)を記述すること」
hiratsukacareer.hatenablog.com
今週は、「部下マネジメントの難しさから解放される」をテーマに4つのヒントをお届けしています。
あなたも、こんな部下をもって、頭を抱えていませんか?
報告・連絡・相談をしてこない。
指示に対して、要求したアウトプットがでてこない。
指示待ちで、言われたことしかやらない。
指示を仰ぐべきときに仰がず、独断で仕事を進めて、事故になる。
指示を仰がなくてもいいことを、いちいち確認してくる。
やらない言い訳ばかりして、提案してこない。
「部下を知る」の大切さ
上司のとるべきステップとして、
1つめのステップは「教えること」
2つめのステップは「部下に小さな成功体験を積ませること」
3つめのステップは「伝えたいこと(上司である自分の考えや思い)を記述すること」
であるとお伝えしました。
3つに共通することは、リアルな部下を知る機会を増やすということにあります。
部下を知ることは、部下に適切な成長の機会を与えることになります。
すこしわかりづらいかもしれませんので、説明します。
部下を知ることは部下の価値観を知ることにつながります。部下が大切にしている仕事の価値観を知ることで、「部下がイキに感じ、自ら動きたくなるような仕事の機会」を意識的に与えることができます。
ゆえに、部下を知ることは、部下に適切な成長の機会を与えることになるということです。
認識の差を埋めるアプローチ
上司と部下との間で、認識の差につながっていることを明らかにすることが大切です。
仕事には、思考することに加えて行動することが伴います。行動しなければ結果は得られません。
部下を知るということは、部下をマネージするポイントを的確にすることにほかなりません。
そのためには、部下が思考や行動によって、事実として目の前に現れている結果に対して指導したとしても、認識の差を埋められる可能性は低くなります。
部下との認識の差を埋める具体的なアプローチを知っておくことが大切です。
上司が意識する4つめのステップ
上司が意識する4つめのステップは、「マネジメントすべきことを明確化する」です。
私は、結果というものはつぎの3段階を経て形成されると、考えます。
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行動を起こす前は、どのような状態であり
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その状態を目の前にして、どういう行動を起こしたか
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その結果、行動を起こす前の状態がどのように変わったか
上司と部下との間に存在しやすい認識の差は、第1段階と第2段階の上司と部下との認識の差と捉えることができます。
第1段階では、物理的な環境要因に加えて、仕事に対する「マインド」要素が強く影響します。そのため、「マインド」にかかわる上司と部下との情報のすり合わせを重視しなっければいけません。
上司と部下との間で、第1段階と第2段階の捉え方の差を明確にすることで、指導すべきこと、伝えるべきこと、学んでもらうべきことが具体的に明らかになります。
「マネジメントすべきことを明確化する」ことは、第3段階にある結果に直接アプローチするのではなく、その前提となる第1段階と第2段階を総合的に捉え、上司と部下との認識の差を埋めることに効果があります。
まとめ
部下をマネージするには、部下が行動するに至った背景を、あたかも因数分解するかのごとく、細かく小分けして把握することが必要です。
部下マネジメントの難しさから解放される考え方を4つのステップに分けておつたえしてきました。
この4つのステップに共通することは、「部下の価値観を知る」ということです。
しかし、「部下の価値観を知る」ことは簡単なようで難しいことですが、4つのステップを踏まえれば、それにアプローチできます。
一足飛びに「部下の価値観を知る」ことはできませんので、少しずつ積み上げていくことです。
その意味で、上司には忍耐力が必要になりますね。
それを少しでも和らげたいので、明日は、「部下の価値観を知る」ために役立つ、「タイプ分けして部下を知る」をテーマに情報をお伝えします。
本日も、お読みいただきありがとうございました。