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「職場の人間関係がうまくいかない」が原因で転職しようか迷ったときの3つのチェックポイント

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8月中旬から9月にかけて、転職フェアが開催されます。キャリア採用の市場が動きはじめています。

 

「転職しようか、迷っています。どうしたものでしょうか?」

 

転職を考えはじめるときは、こういう漠然としたじぶんの気持ちと向き合うものです。

 

「どうしたものでしょうか?」という問いかけのなかに、じぶんのココロの迷いが隠されています。そして、その迷いの正体を確かめないかぎり、漠然としたじぶんの気持ちは晴れないのです。

 

45歳を過ぎた転職は、キャリアの選択という点で、慎重に考える必要があります。

 

社会人としての残りの期間を考えると、「失敗を回避する」ことが重要だからです。

 

したがって、間違っても、ヤケになって、勢いで転職しないことです。

 

人間関係が嫌になっているときこそ、冷静に

 

「職場の人間関係」は代表的な転職理由の一つです。たしかに、上司、同僚、部下との人間関係が良好でない場合、職場に通うことすら苦痛を感じることになるので、それが転職理由になることはうなずけます。

 

たとえば、職場がブラックな環境であるならば、じぶんの身を守るためにも、危険回避することが必要なときもあると考えます。

 

しかし、職場がブラックな環境でない場合、転職を考えはじめるきっかけが「職場の人間関係」であるならば、少しだけ、冷静になることが必要だと、私は考えます。

 

と言うのも、私が43歳で転職したとき、そのきっかけになったのは、「職場の人間関係」だったからです。

 

転職した後に、「職場の人間関係」を乗り越えることなく、それを回避することで、問題解決を図ろうとしたことが、自分の未熟さであると痛感した経験があるからです。

 

「職場の人間関係」の原因は・・・??

職場は、じぶんと異なる価値観をもった人が存在していて、その人たちと協業しながら成果を上げることが求められます。

 

それゆえに、じぶんと異なる価値観をもった人について、完全に理解することはできないまでも、なるべく許容範囲を広くもって、受けとめる度量が求められます。

 

私の場合は、こんな悩みがありました。

 

「上司の品格が低すぎてやっていられない」

「そういう職場環境に配置される自分は認めてもらえていないに違いない」

「自分の考え方が受け入れてもらえないのではいか」

 

思い返すと、「じぶんが認めてもらえていない」という感じ始めたことが、この悩みの原点でした。

 

このような悩みを持った私は、視野が狭くなってしまいました。

 

視野が狭くなったので、「自分を取り巻く環境が良くないから、その環境を変えることでしか、自分の悩みは解決されない。」という極めて偏狭な意識を持ってしまったのです。

 

今は、そういう偏狭な意識にも問題があったと感じています。当時の私に、今の私がアドバイスするならば、間違いなく、つぎのように言います。

 

「「職場の人間関係」は自分の捉え方次第。自分の器を広げてみなさい。」

 

つまり、「職場の人間関係」は、自分の人間関係の捉え方にも問題がある場合があり、それを乗り越える経験をしていなければ、なんら問題の解決には至らないということです。

 

仮に転職しても、同じことで悩むことに

自分の人間関係の捉え方の問題を直視しなくても転職することは、当然できます。そして、転職した後の職場の人間関係が良好なものであることもありえます。

 

もっとも、自分の人間関係の捉え方の問題を解決していない限り、同じことで悩むことになる、と経験的に感じています。

 

私自身がそうでした。転職後の職場の上司は、品格のかけらも感じなかったからです。

 

それゆえに、「職場の人間関係」にかかわる自分の思考のクセを把握し、「自分にも改めるべきことがある」という視点を持ち合わせることが大切なのだと、痛感しています。

 

私の場合、「職場の人間関係」にかかわる自分の思考のクセを改めることなく、転職しました。おもしろいもので、転職後にかかわった上司は、転職前の会社の上司と比較すると、数倍も品格がないように感じました。

 

乗り越える経験をしていなかったから、神が与えた試練だったのかもしれない、と今では感じています。

 

まとめ

「職場の人間関係」がきっかけとなって、転職を考えはじめることは止めておくべきとということではありません。

 

自分が人とかかわるときの行動パターンや思考パターンを振り返り、転職前に改めることができるか否かを冷静に捉え直すことが大切だということです。

 

ビジネスパーソンには、さまざまな人とかかわりをもって仕事を進めることが求められます。それゆえに、さまざまな人と柔軟な人間関係を築けるようなチカラが求められると思うのです。

 

一つの組織で、人脈を築くには、相応の時間が必要です。

 

転職は、一つの組織で築いてきた人脈をリセットし、新たな組織で一から人脈を築くことになります。

 

45歳を過ぎた転職において、新たな組織で一から人脈を築くことは簡単なことではありません。

 

それゆえに、「職場の人間関係がうまくいかない」が原因で転職しようか迷ったときは、つぎの3つのことに留意してみることをおススメします。

 

冷静に、じぶんを捉えることが、とても大切です。

 

  1. 人とかかわるときの自分の思考パターン、行動パターンを見直す
  2. 自分で改められることがあれば、思考パターン、行動パターンを変えてみる
  3. 「職場の人間関係がうまくいかない」を理由にして、ヤケになって転職しない

 

本日も、お読みいただきありがとうございました。