キャリアの転換期にある人に紹介している動画があります。
それは、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で語った祝辞のスピーチです。
私がとくに感銘を受けたことは、コネクティング・ドッツという一節です。
人が経験することはすべて今とつながっている。それゆえに、過去の経験を未来につながげることが大切だ。決して、立ち止まることなく、行動を続けよ。
鬼籍に入ったジョブズ氏は、このように語ってくれていると、私は感じています。
先日セミナーに参加されたYさん(男性)から、この動画を視聴した感想をいただきました。私が今まで気づいていない視点を端的にまとめていただけていますので、ご紹介します。
何年か前に一度観たことはあるのですが、今改めて観ると当時はわからなかった気付きがあり、 まさに名スピーチだなと感銘を受けました。 特に気になったのは最後の「Stay Foolish」の意味。私なりに考えると、世間の常識や会社や上司という他人の考える道を生きるのではなく 、自分の道を生きよ。 そういう意味でFoolishと言ったのではないか。 それから、繰り返し「自分の好きなことをせよ」と言っていますが、 プロ野球選手のように本当に自分の好きなことを仕事にできている 人はごくわずかで、 大部分の人は生活のためにやりたくない仕事もやむを得ずしている のが現実だと正直思いました。 ただ、少し考えてみると、例えば仕事の優先順位をつけるときに、普通は重要度×緊急度ではかるところを、「自分がやりたい度」 という軸を加えてみても面白いかなと思いました。 また時間をおいて観たいと思います。ご紹介いただき、ありがとうございました。 今回のような小さな気づきと行動の積み重ねがいつか大きな変化をもたらすかもしれない、と思っています。
ジョブズ氏は、スピーチの終わりに、Stay Foolishと言っています。Yさんの解釈の素晴らしい点は、ジョブズ氏の言葉を自分の言葉に変換して解釈されていることです。とくに、自分の仕事が100%「自分の好きなことをせよ」でなくとも、「自分がやりたい度」という軸を加えることで、「自分の好きなことをせよ」に近づけられるという解釈です。
私は、仕事に対する価値観を自分の言葉で語れることが、「自分の好きなことをせよ」に通じると解釈しています。
キャリアの転換期において、ジョブズ氏のスピーチは勇気づけられます。
百聞は一見に如かず。
ぜひ、一度ご覧になってください。そして、感想をお聞かせいただければ嬉しいです。
感想をお寄せいただいたYさん。ありがとうございました!
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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