45歳からの年収1.5倍化プログラム

キャリアを再生させる5つの視点(好奇心、持続性、楽観性、柔軟性、冒険心)から、自分の価値を再発見して、これからの15年を30年の濃さにしよう!

45歳を過ぎてから「使えないヒト」にならないための簡単な対処法

 

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「あの人、もう少し動けないものかねぇ~。」

「ほんと、時間があって羨ましいよ。もっと仕事してくれないかな~。」

 

こういう声を職場で聞いたことがありませんか?

 

自分から主体的に動いていないと、職場の同僚から白い目で見られてしまいます。原因は、求められるチカラを発揮していないからです。

 

45歳を過ぎると、「組織力の底上げ」「経験を活かした業務の仕組み改善や再構築」「新しい業務の創出」などに貢献するチカラが求められます。

 

これらのチカラは、長年働いてきた経験から培われてきたものとして期待されます。

 

特定の業界や職種に応じて求められる貢献の程度は異なりますが、仕事の進め方として、上記のスキルが身についているか否かで、貢献度合が大きく変わってきます。

 

「できるヒト」と「できないヒト」の差が、はっきり表れるチカラとも言えます。

 

人事に長年携わっていると、その差を作り上げている要素があることに気がつきました。

 

そこで、今回は、45歳を過ぎてから「使えないヒト」にならないために、留意することが必要なことをお伝えしたいと思います。

 

【目次】

 

1.「できないヒト」に共通するスキル

 

冒頭に、「主体的に動いていない」と書きました。この一言で「できないヒト」に共通するスキルを言い表していますが、もう少し細かく分解することができます。

 

「できないヒト」に共通するスキルは、つぎのとおりです。

 

  1. 現状把握力
  2. 問題提起力
  3. 課題遂行力

 

いずれも「組織力の底上げ」「経験を活かした業務の仕組み改善や再構築」「新しい業務の創出」に貢献するために、前提として兼ね備えていなければならないスキルです。

 

2.物足りなさを感じる「現状把握力」「問題提起力」

 

どんなに小さな仕事であっても、自ら仕事を創出し、やり抜いた経験があれば、必要な情報の捉え方を自ら考えた経験があるはずです。

 

たとえば、情報を集める際、自ら足を運んで人に会って生きた情報を入手したり、現場の状況を自分の目で確認する等、自ら主体的に動いた経験があるはずです。

 

この経験が不足していると、集めた情報が薄いものであったり、自分なりの仮説に基づく分析も甘くなったりして、適切な問題を発見することが難しくなります。

 

「できないヒト」は、形としてキレイに仕上げたつもりであっても、現状把握が甘くヌケが目立ち、かつ、発見した問題もピントがずれていたりします。物足りなさが、どうしても滲み出てしまうのです。

 

3.やる気が見えてこない「課題遂行力」

 「課題遂行力」は、「現状把握」から「問題提起」した後の、「目標設定、原因分析、解決策立案と実行」というプロセス全体を包含するものです。

 

そもそも「現状把握力」「問題提起力」が骨太でなければ、「課題遂行」も連動して危うくなりますが、「課題遂行」に関連して特に物足りなさを感じるスキルは、課題遂行い向けた達成意欲です。

 

求められる品質水準や納期、それに伴うストレス耐性、様々な難しい局面を乗り越えるために必要な「課題遂行力」。

 

「できないヒト」は、当事者意識が欠けていることが多く、他人任せになりがちです。

 

なにかしら外部要因を理由に、「できない」ことを主張したがりますし、対応が逐一場当たり的で、しっかりと考えていないことが伝わってきます。

 

4.それでは、どうすればいいか。

  

45歳を過ぎてから、これらの基本となるスキルを身につけるには、相当の覚悟と鍛錬が必要です。相当の覚悟をもって身につけようとしても、鍛錬の場面でくじけてしまうことが多々ああります。正直なところ、変わることは簡単ではありません。

 

しかし、1つだけ意識を変えることで、行動が変わる可能性があります。

 

経験上も言えることですが、この意識があると相当の覚悟と鍛錬が長続きします。

 

それは、「段取り力」です。

 

あまりに当たり前すぎるので、拍子抜けしてしまうかもしれません。

しかし、「できるヒト」は、「段取り力」が極めて秀逸です。

 

「段取り力」は、ゴールから逆算して物事を進めるチカラです。

 

たとえば、飲食店の料理人の仕事ぶりに「段取り力」を垣間見ることができます。カウンターで食事をするとき、料理人の仕事を見て、その「段取り力」に惚れ惚れすることがあります。店の状態をキッチンから観察し、次の料理をどのタイミングで作るか見計らい、絶妙の頃合いで料理を出す、という一連の流れを段取りよく対応するからです。

 

45歳を過ぎてから、「存在感のある人材」となるためには、ビジネスにおける「段取り力」が必須となります。

 

「段取り力」は、それに長けている人を真似ることで習得できます。

 

そして、真似して実行してみて、上手くいかなかったことを、その人に教えてもらうのです。PDCAサイクルを回す要領で取り組んでみることが一案です。

 

加えて、自分で料理を作ってみることも一案です。

 

何を作るか自分で決め、材料を購入し、手本を見ながらでもいいので、調理してみるのです。調理は、調理器具や食材の下ごしらえ、料理を完成させるまでの予定時間等、「段取り力」を鍛えるために適しています。

 

楽しみながらトレーニングすることで、「段取り力」は徐々に身についてきます。

 

小さく始めて、続けてみる。

 

難しく考えずに、まずは自分ができることから始めてみると、必ず変化が訪れます。

自分のキャリアを俯瞰する  「4つのフェーズ」によるキャリアの振り返り

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45歳を過ぎたら、定年まで残された期間で、組織にどのように貢献するかを見定めるためにも自分のキャリアを振り返ることが大切です。

 

 

60歳定年とすると、残された期間は15年程度です。

 

今までのキャリアは、山あり谷ありだったかもしれませんし、順風満帆だったかもしれません。

 

人それぞれ、当然に歩んできたキャリアの軌跡は異なりますから、キャリアの振り返り方も、自分に合った方法が良いと思います。

 

一つひとつの出来事は、自分にとって良いことも悪いことも意味のあるものだったはずです。ゆえに、それを丁寧に掘り起こすことがとても大切だと考えるからです。

 

他方、その前に、自分の軌跡を俯瞰して捉えることに意味があります。

 

一つひとつの出来事を点で捉える前に、一定の期間に起こった出来事を総括し、それを一つのフェーズとして捉えて整理してみるのです。

 

【目次】

 

1.「4つのフェーズ」とは

 

私は、キャリアはつぎの「4つのフェーズ」のいずれかに分類できると考えます。

 

  1. 絶頂期:自分のキャリアが上手くいっていた期間
  2. 停滞期:自分のキャリアが上手くいっていなかった期間
  3. 転換期:自分のキャリアの流れが変わった期間
  4. 自己承認期:上記1~3の期間を経て自分のキャリアを自己承認できた期間

 

おおむね3年から5年を一つの期間として捉えてみて、それぞれの期間を、あえて「4つのフェーズ」のいずれかに当てはめるならば、どれに該当するかを整理してみるのです。

 

重複してしますが、それぞれのフェーズは、つぎのように捉えられます。

 

1)絶頂期:

やりたい仕事を任されて、バリバリ仕事をこなし、やることなすこと、何でも上手くいっていた期間。

 

2)停滞期:

たとえば、仕事上の失敗が原因で、仕事がうまく回らなくなり、打つ手がすべて裏目に出て、成果が上がらなくなってしまった期間。

 

3)転換期:

たとえば、成果が上がらなくなったことが契機となって、人事異動によって、まったく異なる業務に配属替えがあり、キャリアの方向性が変わった期間。

 

4)自己承認期:

配属替えの仕事を通して、上手くいっていたときと上手く行っていなかったときの経験が活かすことができ、自分の軌跡を認められるようになった期間。

 

自分のキャリアを振り返る際、4つのフェーズすべてが存在しないこともありえます。たとえば、「停滞期」や「転換期」がないこともありえるのです。

 

繰り返しになりますが、大切なことは、自分のキャリアを俯瞰して捉えることです。そのための「目印」として、「4つのフェーズ」への当てはめるのです。

 

2.俯瞰することで得られること

 

当てはめることで、自分のキャリアの軌跡が、概ねどのようなフェーズで構成されているか把握することができます。そして、そのフェーズごとに、その当時の自分の気持ちも把握することができます。

 

たとえば、「転換期」。

 

人事異動に納得がいかず、思い切って転職してみた。しかし、想像していた職場ではなく、失敗したと感じてしまった。やりきれない気持ちを抱きつつ、行動と意識を変えてみた。

 

上記のように総括すると、その当時、自分が感じた自分の気持ちと向き合うことができます。

 

そのうえで、どのような出来事が、自分の気持ちに影響を与えたかという視点で、一つひとつの出来事を掘り下げてみるのです。

 

自分のキャリアを、「4つのフェーズ」によって整理して、全体をつかむことで、一つひとつの出来事を、より鮮明に解釈できるようになります。

 

「全体」⇒「個別」の流れで振り返ることで、自分のキャリアをより丁寧に掘り下げることが可能になるのです。

 

3.まとめ ~ 主語を「自分」に ~

 

「4つのフェーズ」によって分類すると、自分のキャリアに占めるそれぞれのフェーズの割合を認識することができます。そこから、自分のキャリアの軌跡(どのようなキャリアを歩んできたか)を総括できるのです。

 

おぼろげながらに、その要因も見えてきます。

 

要因が見えてきたら、そのとき「自分」はどのように動いたかを掘り下げてみることをお勧めします。

 

他ならぬ自分のキャリアの振り返りです。

 

主語を「自分」にすることで、より深く自分のキャリアを掘り下げることができます。

そうすることで、自分の存在価値と組織に貢献できる自分の的確な再発見につながるからです。

 

自分のキャリアです。主語を「自分」にすることが、大切だと考えています。

【体験編】 やりきるために必要な4つの負荷について 

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昨日、「やりきるために必要な4つの負荷について」と題して、「時間的負荷」「労力的負荷」「金額的負荷」「精神的負荷」について、お伝えしました。

 

もっとも、理屈としては理解できるものの、具体的に知りたいという声をいただきました。

 

そこで、今日は実体験として4つの負荷を関連付けて、やりたいことを実現したことを実体験になぞらえてお伝えしたいと思います。

 

ただ、あまりに普通のことに感じられてしまうかもしれませんので、気楽にお読みいただきたいと思います。

 

2015年1月、正月休みに体重計に乗った私は、目の前の数字に愕然としました。

ベストの体重よりも、15キロも増えていたのです。

 

夜遅くに飲食したり、さしたる運動もせずに過ごした2年のつけが、その原因であることはすぐにわかりました。

 

自分の体形が、変化していることは自覚しているものの、定量的な数値で目のあたりにして、なんとかしないといけないと感じました。

 

そこで、2015年1月4日から2015年4月30日までに15キロ減量することを決意しました。以下、「4つの負荷」の事例として、お読みいただければ幸いです。

 

【目次】

 

1.減量化計画 ~時間的負荷~

 

 

一言で減量といっても、ただ食事の摂取量を減らすことは健康によくないと思いました。

 

当初は楽に減量することを目的に減量サプリメントを摂取することから始めました。この効果は1か月で5キロの減量を成し遂げられましたので、一定の効果はありました。しかし、それ以降2週間は減量効果が見られませんでした。

 

そこで、運動することが必要と考え、毎日少しでも身体を動かすことにしました。

 

具体的には、主にスポーツジムで運動することにしたのです。

 

あらかじめ、曜日に応じて、ジムに通う計画を立て、その通りに実行することにしました。

 

私は、自分の予定にあらかじめジムに通うことを決め、「時間的な負荷」をかけることで減量を実現しようとしたのです。

 

2.減量化計画 ~労力的負荷~

 

 

減量するには、ただやみくもに身体を動かしても効果は望めないと考えました。そこで、通い始めたジムのトレーナーに相談して、減量を目的としたフィジカルトレーニングをメニュー化しました。

 

メニューはランニングで脂肪燃焼を図るほか、筋力を増強して基礎代謝力を向上させるものでした。

 

とくに筋力増強は、曜日によって使うトレーニングマシンを変え、全体バランスを考慮したものでした。

 

自分独りでは到底組み立てることができないトレーニングメニューでしたが、実行することで、徐々に効果が現れてきました。

 

私は、必要な運動量を確実にこなすことを決め、「労力的な負荷」をかけることで減量を実現しようとしたのです。

 

3.減量化計画 ~金銭的負荷~

 

 

自己流で食事の量を減らしたり、ジョギングをすることでも減量はできると思います。しかし、私は4か月弱で15キロの減量を図ろうとしましたので、短期決戦で結果を出そうとしました。

 

そこで、ダイエットサプリを購入し、かつ、トレーニングジムへの加入することにしました。

 

結果として、トレーニングジムには結果を出すまでは通い続けようと言い聞かせました。実際は、トレーニングジムに通うことが楽しみになり、途中から効果も表れてきました。

 

私は、短期間で減量することを目的として、減量に効果があると定評のあるダイエットサプリや減量方法に詳しいトレーナーの知恵を借り、自分の身銭を切ることを決め、「金銭的な負荷」をかけることで減量を実現しようとしたのです。

 

4.減量化計画 ~精神的負荷~

 

そもそも、私の減量したいという決意は、鏡に映った自分の姿があまりに醜いと感じたからでした。

 

こういう姿のままを自分で認めたくない!と、切に感じたのでした。

 

「減量すればヒザの負担も減る」「見た目もキリっとする」

「減量を実現することで身銭は減るけれども、健康を手に入れられる」

「いまここで減量しないと、この先はただ体重が増えるだけで、自分が嫌になる」

 

私は、上記のように、自分の内心で実現したい理由を強化し、「精神的な負荷」をかけることで、減量を実現しようとしたのです。

 

5.まとめ  ~思いを実現するために~

 

 

このように4つの負荷をうまく関連付けることができたので、目標とおり15キロの減量を実現できました。

 

それから2年近く経過しますが、減量後の体重を維持できています。

 

引き合いに出す事例としては、私の減量化計画を挙げることは相応しくないようにも思いました。しかし、時間、労力、お金、そして、どうしても実現したいという思いがうまく連動すると、実現したいことを成就でき、かつ、それによって良い習慣が身についたという実感があるので、お伝えすることにしました。

 

身近なことでも、やりきることができれば、小さな自信が芽生えた実感があります。

 

45歳を過ぎてからでも、自分の思いを実現することは可能です。

 

やりたいことに対して、小さな一歩を踏み出し、「4つの負荷」を意識して、行動してみませんか!

やりきるために必要な4つの負荷について ~先送り癖からの脱却~

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「やろうと思って決めたけど、続かない。」

「ついつい、やり過ごしてしまう。」

 

自分でやろう!と決意したものの続かないとき、このような反省をする人が多いと感じます。

 

「いつでもできる」「その気になれば必ずできる」「明日からやればできる」、というように、自分なりの言い訳をすることで、やろうと決めたことを先延ばしにしてしまうことは、よくあると思うのです。

 

たとえば、ダイエット。

 

体重を5キロ減らすために、毎朝ランニングをしよう、甘いものを摂らないにしようと決めたものの、3日坊主で終わってしまう。そして、しばらく経ってから、再開して、また3日坊主で終わってしまうことを繰り返し、結局ダイエットすることを断念してしまう。

 

「やりぬこう!」と決めたことの内容にもよりますが、一大決心をしたことが続けられない状態は、自信を失うことにつながりかねません。

 

自分で決めたことを、自分独りで続けることは、相当の意志力が必要で、大変なことです。

 

そこで、今日は一大決心をしたことを続けるためにヒントとなる「4つの負荷」についてお伝えしたいと思います。

 

【目次】

 

1.時間的負荷

 第1に、「やりきる」ためには、自分が費やすことができる限りの時間を投入してみることです。一大決心したことを実現するために、自分が自由に使える時間を最大限投入することを決意し、計画通りに実行してみることです。

 

自分の時間を自己投資する決意をすることが「時間的負荷」です。

 

2.労力的負荷

 

第2に、自分の労力を実際にかけてみることです。

 

必要な情報をインプットするだけではなく、インプットした情報をアウトプットする。

実際に行動してみることです。

 

まず、「やりきる」ために必要なアクションプランを決めます。そして、そのアクションプランを一つひとつ実行していくのです。

「やりきる」とただ念じていても、実現することはできません。

 

時間的負荷とともに、必要となるアクションプランを実行すること、タスク管理を欠かさずに行うことです。

 

実際に行動してみることが「労力的負荷」です。

 

3.金銭的負荷

 第3に「やりきる」ためには、自己研さんが欠かせません。

 

そのために、「やりきる」と決めたことのために必要な情報や知恵を、必要な本を購入したり、勉強会に参加したり、自分の身銭を切ることが必要となります。

 

自分だけの考えではなく、他者の視点を取り入れると、身銭を切った分を回収しようという意識が生まれ、「やりきる」ことの実現可能性が高まります。

 

意図的に自分にお金を投資することで、自分に負荷をかけることが、「金銭的負荷」です。

 

4.精神的負荷

「そもそも、なぜやりたいのか」

「実現したその先にあるものは何か」

「実現することで得られるものと失うものは何か」

「そこまでして本当に実現する価値があるのか」

 

時間的負荷、労力的負荷、金銭的負荷のいずれかを自分に課すと、必然的に自分の内心と対峙していくことになります。

 

この精神的負荷が思いのほか重くのしかかってくるため、そこから逃げ出したくなって、3日坊主になったり、先送りしてしまうことがよくあります。

 

ゆえに、この精神的負荷にどの程度耐えられるかが、「やりたい」ことを実現するための肝になります。

 

「やりたいこと」に対する自分の本気度と向き合うことが「精神的負荷」です。

 

5.まとめ

 思うに、「やりきる」ために必要な4つの負荷の構造を認識するまで、私は先送りの天才でした。

 

なにかと自分に都合の良い言い訳をして、「やりたいこと」をやらずに、先送りにしていました。

 

「やりたいこと」に必要な情報を得るために、時間もお金もかけていましたが、実際に行動するという意味での労力と、自分の内心と向き合うことを無意識に避けていました。

 

4つの負荷の構造を認識した後は、それぞれを関連付けて捉えるようにしました。 

 

 正直なところ、先送りしたくなる時がまだあります。そう思ったときは、つぎのように自分に問いかけてみています。

 

自分の限りある時間をかけて、行動したのだから、実現しよう。

 

実現するためには、自分だけの考えでは時間がかかるから、身銭を削って先人の知恵を借りて、自分を大きく変えよう。

 

4つの負荷にかかわる自分の内心を観察し、先送りしたくなる原因となっている負荷が何であるかを振り返るようになりました。そして、原因となっている負荷をあえて自分に課すようにしています。

 

こうすることで、自分の行動の癖が大きく変わってくると感じています。

 

自分で決めたことを、自分独りで続けることは、相当の意志力が必要で、大変なことと冒頭に書きました。

 

言葉遊びのようですが、「大変」とは「大きく変わる」ことです。

 

4つの負荷を意識すると、「やりきる」ことができるようになると思いませんか?

「やりたいことがわからない」ときに確かめる3つのポイント

「どうしていいか、わからない。やりたいことがわからなくて。」

「学生のときに、もっと自分の将来のことを考えておけばよかった。そうしなかったから、今、ものすごく悩んでいます。」

 

キャリアの転換期に、こういう思いを持つ方が少なからずいらっしゃいます。

 

変わらないといけないと思いつつ、どのように行動すればいいかわからなくなる。

 

私の経験では、真面目に与えられた仕事に取り組み、正解を導いてきた人に、こういう傾向がよく見られます。

 

真面目であるがゆえに、これからの将来を考え、慎重に足を踏み外さないように行動する。慎重であるがゆえに、自分で制限を加えてしまう。そうなると、ますますやりたいことがわからなくなる。

 

しかし、立ち止まっていることは時間の浪費です。限られた人生を大切にするためにも、「やりたいことがわからない」を解消することが大切です。

 

そこで、「やりたいことがわからない」ときに確認する3つのポイントについてお伝えします。

 

【目次】

 

1.与えられた場における自分

 

会社から与えられられた仕事を、どのように遂行してきたか、その歴史を振り返ってみましょう。

 

組織の中で働くことは、組織の利益のために動くことです。与えられた場で、どのような経験があるかを確かめるのです。

 

まずは、のめり込んだ仕事、そして、のめり込めた理由、そのときの気持ち、そのときに自分に問いかけていた言葉を整理してみましょう。

 

つぎに、なるべく携わりたくなかった仕事、そして、その仕事に向き合った結果、そのときの気持ち、そのときに自分に問いかけていた言葉を整理してみましょう。

 

両者を整理すると、仕事に携わっていた当時とそれを振り返った現在を比較を通して、自分の強みと弱みを立体的に把握できます。

 

 

2.自ら創り出した場における自分

 

与えられた場に加えて、最初から自分が仕事を創り出した機会についても、その歴史を振り返ってみましょう。

 

会社が目指す方向性を自分なりに解釈し、自らの発意で動いた経験は、ゼロから付加価値を創り出そうとした貴重な経験です。

 

なぜ行動したのか、そのときの気持ち、そこから得られたこと、失ったこと、行動しているときに自分に問いかけていた言葉を丁寧に整理してみましょう。

 

これにより、どういうときに使命感にかられるのか、自分の責任感のあり方が明確になります。

 

そして、自分の動き出すエンジンの構造を認識できます。再現性のある行動につながる自信を確かめることができるようになります。

 

3.自分のスタンス

 

自分の過去をしっかりと振り返った後は、現在そして未来の自分のスタンスを確かめる必要があります。

 

次の3点について、本当はどうしたいか、自分に問いかけてみましょう。

 

  1. どうしてもやりたいことを見つけたい!
  2. やりたいことが見つかればいいな!
  3. やりたいことを見つけてほしい!

 

このスタンスは、自立性の程度と本気度の違いから差がでるものです。

 

したがって、いい悪いではなく、自分のスタンスにかかわる理由を紐解いていくことが大切です。

 

ポイントは、「やりたいこと」が見つからなかったときに失うものが何であるかを確かめることです。

 

失うものの自分への影響度をしっかりと自分に意味づけることが重要です。

 

 

4.まとめ 最初の一歩を踏み出そう

 

自分が「どうしてもやりたいことを見つけたい!」と心の底から思うならば、それを実現するための設計図を組み立てることが大切です。

 

そのためにも、自分に敢えて負荷をかけて、前に進む決意が必要です。

 

そして、何から始めるか、最初の一歩を踏み出すことが大切です。

 

やりたくなかった仕事や下積みの経験が、自分の売りになる!

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常見陽平氏は、人材育成の論客として有名な方です。

 

私が、常見氏の存在を知ったのは、氏が投稿した新卒採用にかかわるコラムを専門誌で読んだときです。たしか、2000年頃だったように記憶しています。

 

現場の実情をしっかり把握した上で、ロジカルに課題を考察されていたことに共感したことをはっきりと覚えています。

 

昨年、産業・組織心理学会 第32回大会に参加しました。

 

偶然ですが、常見氏は、「若年層の就業意識・職業観と企業の対応」と題してオーガナイズド・セッションで報告されていました。そのとき、千葉商科大学国際教養学部の専任講師でいらっしゃいることも知りました。

 

それ以来、常見氏の投稿するコラムや著書に目を通すことが増えました。

 

企業経験があり、現在は大学教員というアカデミックな分野で活躍されているからこそできる「理論と実践」を兼ねた人事にかかわる提言には、いつも学ぶことが多いと感じています。

 

先日、常見氏の著書「下積みは、あなたを裏切らない」(マガジンハウス社)を読みました。

 

この本は、若い社会人を対象にしていると思われますが、ちりばめられている多くの提言は、45歳を過ぎてキャリアに悩む人の活力につながるものだと感じました。

 

そこで、今回は、その中でも、とくに印象に残っている提言を、3つご紹介します。

 

【目次】

 

 1.価値を創造する

   

「下積みの掟9:ビジネスとは、自己満足ではいけない。」

 

自分は社会人として、どのような付加価値を生み出しただろうか。

会社のために、人のために、どのような貢献をしただろうか。

 

この指摘を読んで、45歳を過ぎて、「今まで」そして「これから」、自分はどのような付加価値を創出したいのだろうか、自問自答しました。

 

それも、自己満足ではなく、きちんと経済合理性も備えたものとして。

 

常見氏は、つぎのように指摘します。

 

下積みは、この価値を生み出すということにつながる行為なのだ。どうやったら価値を創出できるか。とことん考えてみよう。自己満足は学生時代に卒業しておきたい。

 

社会人になっても、自分のこだわりに固執して、求められていない方向性で仕事をやってしまうことがあるのではないか。仮に、それも経験として受け止めても、仕事の付加価値につながらないならば、成果としては評価されないのではないか。

 

本当に求められていることに、自分は進んでいるのか。

 

あたりまえのことですが、忘れがちになることを、再認識しました。

 

自分が生み出した付加価値を見つけると、自分の軌跡を再評価できます。

 

45歳を過ぎて、自分の軌跡を確かめることで、自分の付加価値創出力を確かめることができるのです。

 

2.人生は偶然の連続

  

「下積みの掟13:人生は偶然の連続。無駄な体験など一つもない。」

 

常見氏は、いわゆるブラック企業を否定するものの、「厳しいが面倒見のいい上司」や「忙しい仕事」を否定していません。さらに、ご自身の経験を踏まえた上で、やりたくない仕事に携わったことがその後のキャリアにプラスになったことが多々あったと回想されています。

 

 若いうちは、仕事にまみれる時期があってもいいと思う。

 

期待される仕事をただひたすら、がむしゃらにこなす。山のような仕事をこなす。仕事の量が仕事の質を上げる。ひたすら仕事をすることで、取引先や上司から可愛がられ、社内外の人脈ができる。忙しさにより、逆に効率化に目覚める。 

 

過去の経験を意味づけすることが大切です。この意味づけを通して、過去の様々な経験が、自分のキャリアにとって宝物になる可能性が高まるからです。

 

45歳を過ぎて自分のキャリアを考えるとき、「やりたくなかった仕事から学んだこと」を丁寧に振り返ることで、自分では気づいていなかった強みを見つけることができるのです。

 

3.誰かが見ている

  

「下積みの掟17:不器用でも一生懸命にやっていることは評価される」

 

自分が携わった仕事を常に全力で取り組んでいただろうか。

 

サラリーマンであると、ついつい手を抜いて仕事をしたり、地味で目立たない仕事にはやる気がでなかったり、テキトーにこなしたことがなかっただろうか。

 

いつでも仕事は見られている。そして、必ず学ぶべきことがある。どんな地味な仕事でも、見られていることを意識しなくてはならない

 

常見氏は、どんな仕事でも誰かが審査していると指摘されています。

 

たしかに、仕事のできる人は、どのような仕事でも全力で取り組んでいます。そして、そのことが、信頼感を創り上げています。

 

誰かが見ているということは、人の目を気にして仕事をすることではないのです。

自分の時間を費やして完成させるという気持ちで、自分と向き合うことになるのではなでしょうか。

 

その結果、どのような仕事でもしっかりと取り組んだことは、必ず糧になると思うのです。

 

たとえ、一つでも二つでも構いません。自分が全力で取り組んだ仕事を振り返ると、そこで自分が糧にしたことが見つかります。

 

それが自分にとって、どのような意味があるかを考えることで、強みを再認識できるのです。

  

4.まとめ

 

下積みという言葉は、暗い過去を連想してしまいがちです。

 

常見氏の本を読んで、新しいことを始めるとき、必ず下積みが始まると思いました。

 

つまり、下積みは、付加価値を生み出すための努力であり、修羅場体験であり、成功への大切なステップであると感じました。

 

45歳からのキャリアを考えるとき、自分の下積み経験と前向きに向き合うことで、未来のステップの足がかりになると確信しました。

ダメならゼロから創り出せばいい ~中華街の創業者社長の経営哲学から学ぶ~

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「家族のためならば、皿洗いでも、何でもやりましたよ。」

「稼がなければ、家族を幸せにするために。」

「日本の文化に溶け込むためには、汗を流して、技術を身につけるしかない。最初からコックになるつもりではなかったんです。」

「それこそ、寝ずに働きましたよ。ご飯を食べるために。」

 

キャリアにかかわる仕事柄、経営者の方とお話しをすることを大切にしています。

 

今日は、横浜中華街でレストランを経営している陳社長とお話しする機会をいただきました。

 

陳社長は、30年前に中国から来日されました。来日当初は日本語もわからず、大変苦労されたとのこと。しかし、冒頭の言葉のように、その後、持ち前のバイタリティーで、一心不乱に働かれ、今では、経営者として成功されています。

 そして、現在は45歳を過ぎた日本人を社員として複数名雇い入れされています。

 

そこで、どのような社員が成果をあげているか、ということについて、お考えを聞いてみました。

 

【目次】

 

1.下積みの大切さ

45歳を過ぎた日本人を社員のうち、今まで苦労を重ねてきた人は比較的早く会社に馴染み、成果をあげているようです。

 

陳社長はつぎのように表現されました。

 

「社会に出て、苦労していろいろとぶつかることから、勉強する。だから、強くなると思う。」

 

 

学歴にかかわらず、様々な経験を踏んできていると、働く上での地力が身についているからこそ、成果が上がるくということです。

 

社会人になってからの経験を評価されて中途採用されても、それまでの下積みの経験がないと、使える人材にはならないとの考えをお持ちでした。

 

2.臨機応変な対応の大切さ

 

陳社長は、「マニュアルに従って仕事をすることも大切だが、頭をフル回転させて考え、臨機応変に仕事を進めるチカラが欠かせない」と指摘されます。

 

マニュアルに従って仕事をすれば、失敗する可能性は低くなる。

しかし、保守的な姿勢からイノベーティブなアイデアは出てこない。

 

 

日本人は、あらかじめ答えが想定されることへの対応は上手いが、未知なる課題には手を出さないという印象があり、もったいないと指摘されます。

 

陳社長は、一度始めて、もし上手くいかなければ、臨機応変に課題に対応するチカラを身につけておくことが必要だとの考えをお持ちでした。

 

 3.「何のために働くか」、自分の原動力を意識する

 

「雇われ社長と創業者の違いは何だと思いますか?」

 

「雇われ社長は、一生懸命に仕事をする。創業者は、本気で仕事をする。そういう違いがあると思います。」

「雇われ社長はいざという時に課題に保守的になり、踏み出すことができない。一方、創業者は、生活がかかっているから本気。いざという時は、思いきり踏み込む。そして、それがだめでもゼロから創り出せばいいと考える。」

 

「責任感の感じ方が異なると思うのです。」

 

中国から身一つで来日し、ゼロから今の地位を創り上げた陳社長の経営哲学です。

 

陳社長は、「家族を幸せにするため」という原動力があって、それを基盤に「安くて美味しい中華料理を提供する」「会社を支えてくれている社員の人材育成に力を入れる」というビジョンを創り上げたと言われます。

 

日本人社員のうち、成果をあげる社員は「何のために働くか」という自分の原動力が明確になっているとのこと。

 

このことから、誰かのためになることを原動力とすることは、結果的に自分のためにもなると感じました。

 

したがって、自分が働いた結果、誰を喜ばせたいか、誰を幸せにしたいかということをイメージし、明確化することが重要になるとあらためて感じました。

 

4.まとめ

陳社長に「仕事で悩んでいる人にアドバイスするとしたら、どんな言葉を投げかけますか?」と問いかけました。

 

陳社長は、つぎのように答えられました。

 

「悩む時間があるということは、余裕があるということ。」

「生活に困らないから悩む余裕があるのであって、本当に困っているなら、頭を使ってできることを考える。犯罪に手を染めないかぎり、何でもできるはず。」

「あれはやりたいくない。これはできない。と言い訳ばかりするから悩みが深くなる。目の前の自分にできることを何でもやり抜くことが大切。」

 

悩みの中にいる人にとっては、厳しい言葉のように感じられるかもしれません。

 

しかし、言葉の通じない異国で、幾多もの困難を乗り越え、その都度どうしようかと悩んだ末の言葉には、耳を傾ける価値があります。

 

今自分にできることを、精一杯やりきっているか。

 

自分に自問自答し、「今、ここで」を大切にすることが、キャリアを積み上げるためには必須であることを再認識しました。

 

修羅場をくぐってきた経営者の言葉の力に圧倒されました。